analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

トランスの選定

2022-08-21 12:05:37 | トランス

使用するOPTだが、TSM(5k:600)を使うとどうもF特:低域が悪くなる。

中音が良いのは巻線が少ないので銅損?が少ないのでは?

NP‐126は巻線が多いので低音が出るが、音のヌケが悪くなるのでは?

と考えてる。

 

パワーの初段Rgを今回15kから22kに上げてみた。

プリの出力管5687の負荷が軽くなり、パワーの入力感度が上がれば音量が上がるかと思ったが、つまみを余計に回すことになった。

以上よりパワーの初段RgでOPTの特性を良くしようと思ったが無理だった。

OPTの性格は変えられない。

出力管には最適負荷が有って、それが10kΩだとして5kΩのトランスを負荷を換えて10kΩにしても上手く行かない。

中音が良くなっても低音が無くなる。

インピーダンスを合わせてもインダクタンスが足りず低域が伸びなくなるのではないか?

そう考える。

これは古いSPUなどに使われる昇圧比の大きいトランスと、最近の20数デシベルの昇圧比の比較的低いというか中昇圧比の出てくる音の関係と似てると思う。

 

 

それからNP‐126では、PPのライントランスをシングルで使うと30kHzか70kHz辺りにピークが出来る。

パワーアンプの初段Rgを変えてプリのOPTの一次側インピーダンスを変えたりしたが、ほぼ発生する。

これは問題ではないが、高域特性の劣化した私の耳には良いのかもしれない。

 

TSMは残念だが外そうと思う。低域の減衰は私には対処できない。

 

10k:600位のトランスが有れば良いのだが。

 

インピーダンスは余り関係無い、と言う話を耳にするが、やはりそのインピーダンスで使ってこそ特性、特に周波数特性が良好になる。

トランスは適正なものを使う。

何を当たり前な事を。

今はそんな感想だ。

 

20220618

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