analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

問題の発振防止抵抗など 3/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 14:02:43 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

今回シングルアンプを組んでいて問題が幾つか起きた。

それを書き残しておく。

まず、発振したっぽい。

測定中信号無しで十数~百数十mVの出力が出た。

NFB無しでシングルなのに?

初段のグリッドリーク抵抗は付けてたが、音量調整のATTを繋いでなかったので接続。

OPTの一次側を反転。

出力段の発振防止用の抵抗追加。(これはのちに接続ミスを発見)

この三つを一遍にやってしまったが、解決されなかった。

(原因がどれか分からなくなってしまうが解決しなかったので良かったのか?)

出力段のグリッドリーク抵抗を修正した。

カップリングコンデンサーと発振防止抵抗の間に付けるグリッドリーク抵抗を、発振防止抵抗と真空管グリッドの間に付けてしまってた(赤線)。

修正し、これで出力電圧は収まった。

 

発振防止用抵抗について調べると、プレートに抜けた信号がグリッドに戻ってきて高域発振する、と。

これを、グリッドの静電容量と発振防止抵抗でハイカットフィルターにするのだという。

大体は820Ω~10kΩで選定する。

あまり大きい値だと音に影響するかと思ったが、そういう訳なら仕方ない。

以前調べたが見つからなかったが、実際に有ってみると本気で調べるからか、出てくるものだ。

 

 

問題と言う訳ではないが、フェイスブックを見てて、「シングルで低音を出したいならクラーフ」と有った。

コンデンサーの音が気になるが、あとで試してみようと思う。

・・・これってチョークで代用できないかなぁ。

それからセンターをアースに落とすPPのトランスを、シングルで使うとF特が暴れる?と有った。

PPはセンタータップをアースで考えてるのだそうだが、NP‐126はメーカーも認めてるので大丈夫だと思う。

タイムリーなネタが続いた。

 

あとはOPTを10kで使うか20kか。

これは音を聴いて考えよう。

多分負荷が随分と軽くなっていると思うので10kのが良いかもしれない。

 

今回はこんな処か。

 

今頃こんな問題が起きるという事は、今まで運が良かったんだ。もしくは雑誌の通り作っていたから問題無かった。

自己流でやると問題が出てきた。

なかなか奥が深い。

 

20220121

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シングルプリの測定 2/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 12:59:39 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

音出しの前に測定しておこう。

負荷はパワーアンプに合わせ、600Ωではなく1.2kΩとした。

まずはF特。今回のシングルは下グラフ緑線。

赤い線は前回のTD‐2+Vol100k+5687PP+NP‐126。

歪率は5V出力で0.153%。PPよりは見劣りするなぁ。

出力インピーダンスは120Ω。思ってたよりも低い。

ゲインは30.5。

 

低域が悪いのでNP‐126を10kΩで使ったらいいかもしれない、が、その前に音を一旦聴いておこう。

それから600Ω負荷にしたら特性良くなるか?も確認したい。

 

20220121

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プリをシングルで試してみる 1/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 00:07:07 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

PPのプリは私の力不足により上手く行かなかった。

ずっと温めてきたIPTのPPは入力インピーダンスの関係でフォノイコが上手くつながらなかった。

CDはまあ良かったが。

 

そこでプリのシングルを試す。

※この回路は特殊ですので一般にはお勧めいたしません。

※試作機ですので上手く行くかは解りません。この回路を使っての製作はご遠慮ください。

OPTはNP‐126が使える。初段は前回5687で上手く行ったが同じでは面白くない。

12AU7で行ってみる。負荷は47kΩ。

 

5687は特に考えないでなり行きで行ってみる。

 

OPTのNP‐126は一次側巻線を連結してシングルで使用する。

 

20220120

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