analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

自作のLCRフォノイコをもう一度考える

2022-03-16 00:01:42 | PhfD‐3.2

ハットのフォノイコから思わぬいい音が出た。

マッチングとしては自作PhfD‐3.2のより良い感じだ。

なのでPhfD‐3.2を何とか出来ないか?考えた。

 

まず、PPについてはあまり乗り気ではなくなった。

RIAA回路を二つにするのは厳しいし、合成が上手く行くか?ちと思えない。

入力抵抗を幾つか切り替えるようにしたときの音質劣化が酷かった。

なのでプッシュプルにしても上手く行く感じがしない。

これはもう考えなくなった。

 

そして出力インピーダンスについてだ。

元設計が載っているMJ誌を見直した。

出力段のSRPPだが、出力インピーダンスは元は1kΩだったが、カソードパスコンを省略しているので電流帰還が掛かり、1.4kΩ程に上がってるとのことだ。

なのでここはカソードパスコンを加えて出力インピーダンスを少しでも下げてみようと思う。

もう一つの案は、出力段をパラにしてOPTを付け、出来ればバランス伝送に出来ないか?とも思う。これは上のパスコンをやってみてから考えよう。

 

二段目の電圧増幅段12AU7だが、これはちゃんと5kΩになっているか電流を測って見ようと思う。

あ、いや、これはトランス二次側でやってぴったりだったんだっけ。

 

 

思えばこのフォノイコも段間トランスにハシモトを使うまで色々やったなぁ。

低域を伸ばすために、

RIAA定数の変更

トランスにアイエスオー、TSM、タムラなどを使ってみた

初段、二段目、終段にカソードパスコンを追加

NFBの変更

これ等の事をちまちま何度もやった。

結局低域のカーブはトランスによるものだった。

これでトランスの個性を嫌と言うほど知った。

今となっては良い思い出だ。

 

このフォノイコは配線がぐちゃっとしててあまり気に入らないが、シャーシーとの兼ね合いもあってあまり弄りたくなかった。

モノブロックにしたが、プリ程扱いにくくないし。

ハムも気にならない。まあこれはボリュームで絞ってるからかと思うのだが。

いずれにしてももう一度測定からやり直そうと思う。

 

20220118

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