analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ウェストリバーのアンプ その4 測ってみよう

2021-04-14 22:01:46 | プリアンプ

WRC‐α1FBALの音が小さい、低音が出ない、件。

プッシュかプルが死んでないか?片肺運転?

出力のキャノン端子を測ってみた。

1番~2番 24Ω

1番~3番 20Ω

2番~3番 44Ω

左右のアース間(1番アース) 0.2Ω

おっと、電源入れっぱなしだった。

切ったらそれぞれキロオームから段々上がってメガになった。

プッシュとプルの抵抗差が気になる。

 

んならパワーに繋いでトランスの巻線電圧を測ってみるか。

発振器を繋ぐのが面倒なので、CDの信号を出力してみた。

さすがに怖いので、スピーカーはヤマハのNS‐10MM。

通常聴く音量より少し大きめで1kHz(0dB)を出した。勘でプリ出力50mVか?

パワーのIPT二次側電圧を測定した。

プッシュ側 25mV

プル側 26mV

プッシュとプルの場合は揃ってる。

IPT昇圧比を5としたら、プリの出力は5mV。さすがに小さいな。

 

 

そしてCDの低域周波数のサイン波を流してみた。

12.5Hz

16Hz

20Hz

31.5Hz

40Hz

と、50Hzでやっと聞こえた。

なんだこりゃ。

 

以下、ちょっと想像してみる。

パワーの初段12AU7のグリッド抵抗は4.7kHz。

IPTの昇圧比を4.47とするとIPT一次側942Ω

プリの出力インピーダンスを44Ωと考えると、21倍。

WRC‐α1FBALは通常のプリにも接続できるが-6dBになる。

電圧増幅と考えると入力インピーダンスが低すぎで増幅できない?

電力増幅ではインピーダンスマッチングが取れてない?

とすると今の音が納得できる。

が、そもそもこの考えが合ってるか?間違ってると思う。

 

ま、この組み合わせはいまいちだな。

 

20210330

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ウェストリバーのアンプ その3 鳴らしてみる

2021-04-14 15:02:10 | プリアンプ

WRC‐α1FBAL、今だったらこのアンプ、鳴るかな?

折角だから真空管パワーに繋いで鳴らしてみよう。

そのためにはパワーにXLRの端子を付けなければならない。

RCAを細工して、とも思ったが、プラグを用意しなければならないので止めた。

キャノンコンセントは以前やったことが有るので割と早く付けることができた。

 

繋いで音出ししてみる。

低音が無い。あれ?こんなだっけ?そういえば1:1のトランスの時もこんな感じだったかも。しかもあの時は600Ω:600Ωのトランスの二次側に、二巻き線それぞれに600Ωの固定抵抗を繋いでた時だった。抵抗を外したら元気な音が出たんだっけ?

それにしてもどうなんだろう?

中音はもろトランジスタの音になった。

ただ、そんなに嫌悪感も無さそうで、解像度・しっかり感・安定感が出てる。歪感が無い。これは凄い。

これを聴いちゃうと、真空管プリは少し歪が有るのかもしれない。

 

 

今は無きテクニクスのSU-V7Aの時はもっと低音出てたと思うが。

最初はヤマハのAX-1200でも出てたような。最近は出てないけど・・・

もしかして、低音の出ないアンプか?

インピーダンスが低い?

う~んネットにはバランス回路は出力インピーダンスが高いとかあったが。プッシュプルなら下がると思うんだけど。

音量も小さい気がするし。

これではパワーのIPTのAー8713の音そのもの、ってかんじ。

 

WRC‐α1FBALは2009年10月21日購入だから11年か。電解コンデンサーにブラックゲートを使ってるからちと心配だけど、まだ大丈夫だろう。

 

ま、メインシステムでは無いから良いか。

機会が有ったらバランスのパワー(石)を繋ぐのも良いかも。

その程度。

 

でもトランジスタアンプの音の肌触りの嫌な部分が出なさそうなので、もう少し鳴らしてみよう。

何か分かるかもしれない。

 

20210330

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ウェストリバーのアンプ その2 回路?

2021-04-14 08:00:43 | プリアンプ

WRC‐α1FBALはバランスアンプとなっている。

バランスってなんなの?という事で、ちょっと拝借して基板を見てみた。

BTL ADPT という基板がある。こいつか?

簡単に、と言っても大層な時間が掛かったが、回路図を起こしてみた。

バランスは左右で各々プッシュプルにしてるハズだ。

しかし見てみるとプラスとマイナスの電源は来てるみたいだが、出力がグランドともう一個しか無い。

何でだろう?プラスとマイナスの出力とグランドで3つあると思うのだが。

 

 

ネットを見てたら全段差動とBTLと言うのが有るらしい。

BTLと言うのは入力アンバランスの時にマイナス側の信号を生成しなければならない!

そうか、BTLアダプタと言うのはそれか。

と言うとBTLアンプはもう一個の基板LINE AMPの方だ。

此方は左右で同じ回路が有りそうだ。

出力がどこから来てるか知りたい。

考えてみたらTA‐F555ESXⅡの出力段はプラスとマイナスの増幅を足して出力してるようだ。

なんかもう少しでバランスになるような気もする。

 

へえ。

 

20210329

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ウェストリバーのアンプ

2021-04-14 00:02:58 | プリアンプ

トランジスタアンプの音色が好みに合わない事を考えてて、BTLだったらいいのか?なんて考えた。

少し前トランジスタのプリWRC-α1FBALにヤマハAX‐1200(プリメインのMAIN-IN入力に)二台繋いだが、単体(プリメイン)より低域が痩せてたのに気が付いた。

キレは素晴らしいものが有ったのだが。

インピーダンスとか全然考えてなかったからな。

WRCは600Ω出力。っと思ったが、取説にはうたってない。

AX‐1200は調べると入力インピーダンス47kΩ、感度1Vだった。

 

そういえば以前真空管パワーにこのプリを繋いでイマイチだったな。

そのころ使ってた物は、多分今は営業してないvalves worldというところHPを参考に自作したアンプ(No137)で、ダイナコのアンプのリニューアルらしい。

その時の回路は1:1の入力トランスを6SL7直結(!)、6CA7PP。

トランスの負荷無限大・・・

 

今は入力トランスが600Ω:20kΩだからもしかしたら良く鳴らないか、などと期待する。

 

20210328

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なんか歪っぽい

2021-04-14 00:02:35 | キツい音を取りたい

一週間ほど前、音が決まったと思った。

歪んだ感じは音が落ち着けば収まらないか?などと思い込もうとしてた。

今聴くとやはり中高音に歪が有る。

部屋の定在波か?でも部屋はいじって無いし、窓・引き戸のガラスはカーテンが有ってそんなに気にならない。今までと変わりない。

先日ヤマハのNS‐690Ⅲを鳴らした時も感じた。

ウェストリバーのプリを真空管パワーに繋いで滑らかな、と言っても石アンプにしては、だが、そう思ってた。

そうなると、真空管のプリか。

回路図をまじまじと眺める。

音量を上げて歪むのはパーツの問題とは思えない。ハンダ不良?

先日サイン波をCDで掛け、パワーのIPTの二次側電圧を測定したら0.025V。その前の測定では2.5Vとか出してたからクリップとかは考えづらい。

はて。

寝る前に思い出した。

こないだスピーカーのミッドハイの位相を入れ替えた時、ネジ締めが甘かったか?

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/2955bfa19da851deffd763582cc15e6b

スピーカーユニットの位相 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

これをやったのが1月21日。ネジが段々緩んで歪が分かるようになったのが最近、とすれば納得がいく。

声なのでミッドバスから線を外してみた。

まだ歪むのでミッドバスを戻してミッドハイを外した。

やはりこれっぽい。

ちょっと手間だが外して点検だ。

 

20210402

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