WRC‐α1FBALの音が小さい、低音が出ない、件。
プッシュかプルが死んでないか?片肺運転?
出力のキャノン端子を測ってみた。
1番~2番 24Ω
1番~3番 20Ω
2番~3番 44Ω
左右のアース間(1番アース) 0.2Ω
おっと、電源入れっぱなしだった。
切ったらそれぞれキロオームから段々上がってメガになった。
プッシュとプルの抵抗差が気になる。
んならパワーに繋いでトランスの巻線電圧を測ってみるか。
発振器を繋ぐのが面倒なので、CDの信号を出力してみた。
さすがに怖いので、スピーカーはヤマハのNS‐10MM。
通常聴く音量より少し大きめで1kHz(0dB)を出した。勘でプリ出力50mVか?
パワーのIPT二次側電圧を測定した。
プッシュ側 25mV
プル側 26mV
プッシュとプルの場合は揃ってる。
IPT昇圧比を5としたら、プリの出力は5mV。さすがに小さいな。
そしてCDの低域周波数のサイン波を流してみた。
12.5Hz
16Hz
20Hz
31.5Hz
40Hz
と、50Hzでやっと聞こえた。
なんだこりゃ。
以下、ちょっと想像してみる。
パワーの初段12AU7のグリッド抵抗は4.7kHz。
IPTの昇圧比を4.47とするとIPT一次側942Ω
プリの出力インピーダンスを44Ωと考えると、21倍。
WRC‐α1FBALは通常のプリにも接続できるが-6dBになる。
電圧増幅と考えると入力インピーダンスが低すぎで増幅できない?
電力増幅ではインピーダンスマッチングが取れてない?
とすると今の音が納得できる。
が、そもそもこの考えが合ってるか?間違ってると思う。
ま、この組み合わせはいまいちだな。
20210330