analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

トランスの昇圧比

2021-04-17 22:06:21 | トランス

以前の測定結果をつらつらと見比べてみた。

アワーアンプのIPTの二次側電圧。

昇圧比っていったい幾らなの?

負荷抵抗:12AX7のグリッド抵抗の値によってふらふら動いてしまう。

4.7kΩの時、4.47V

8.1kΩの時、3.89V

10kΩの時、5.00V

12kΩの時、5.11V

8.7kΩの時、 4.91V

637Ωの時、1.8V

47kΩの時、-V(残念未測定)

測定ミス・記録ミスが有るかもしれない。

 

ざらっと見て、4.7kΩの時は昇圧比4.5。

10kの時は5.0。

 

・・・あれ?もしかしてRgが大きい方が昇圧比が大きいか?

電流が流れて電圧降下が大きいから、抵抗を大きくして電圧降下が小さいから電圧比が大きくなる。

なら、電力はどうなの?

これは計算で出そうだ。

4.7kΩの時、4.47V・0.95mA、4.2mW

8.1kΩの時、3.89V・0.48mA、1.851mW

10kΩの時、5.00V・0.3mA、0.71mW

12kΩの時、5.11V・0.43mA、2.2mW

8.7kΩの時、4.91V・0.001mA、2.8mW

637Ωの時、1.8V・0.003mA、5.1mW

電力は逆にRgが小さいほど大きくなる。

(正確にはトランスの低圧出力はPcosθ(kW)で表せれるようだが良く分からないし、定数なので大きさの比較をしているのに影響は無いと考える・・・?)

 

ただ、この辺はプリの5687動作点がそれぞれ違うので単純比較は出来ないが、傾向は出たのではないかと思う。

 

よってこの次はプリを固定したままでパワーのRgを可変抵抗器に換えて測定してみようか。

電圧が高い方が良いのか?12AU7は電圧増幅管なので。→高Rg

それとも

電力が高い方が良いのか?電力伝送なので。→低Rg

 

高Rgも低Rgも音質は変わらない(抵抗の銘柄の質は出そう)し、周波数特性。歪率も変わらなそうなのでIPT一次側も測定し、電力の効率が良いところ=IPTの変換効率 で決めればいいか。

 

20210404

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ネットワークの点検

2021-04-17 00:08:02 | DS‐3000

それではネットワークを外して点検。

そういえばだいぶ前にもやった記憶がよみがえる。

あの時もミッドハイで、箔コイルの接触不良だったハズ。

外してみてみると、箔の接点部分がくすんでる。

やすりで削ってハンダ付け。

念のため菊座金を入れた。反対のチャンネルはハンダ付けしてあった。

締め直して戻そうとしたら、コンデンサーの端子のリード線が動いた。

触ってみると、ハンダが割れてる。

これか。

ハンダを盛って修正。

 

20210403

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