analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
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プリの動作点の変更 その12 実測してみた

2021-04-01 00:02:24 | LfD-1

インピーダンスについて、交流信号を入れながら各部を測定してみた。

① プリとパワー間の電流・電圧測定。以下すべて交流。

② プリのOPT一次側(20kΩ)の電流(真空管~OPT間)・電圧測定

③ パワーのIPT一次側(600Ω)の電圧測定と二次側(20kΩ)の電圧測定

基準は600Ωのラインの電圧を1Vとした。

 

これでプリのOPTを10kΩで使ってた時はそこそこ計算値と近づいた。

しかし20kΩの時は全く駄目になった。

600Ωのところのインピーダンスが計算と全く合わない。

 

 

プリとパワーの負荷がお互いぴったり600Ωでは無いから引っ張られて値が変わってしまうのか?と考え、600Ωの抵抗負荷でもう一度測定した。

600Ωの電圧は1Vで変わらない。するとパワーのIPT二次側はほとんど変わらなかった。これは真空管のグリッドインピーダンスが無限大であることを考えると4.7kΩは不変なのでこういう結果になる。負荷は後段から考える、という事を証明したことになる。

という事で、パワーは問題ない、とする。

 

 

問題はプリだ。600Ω抵抗負荷で出力管5687とOPT間の電流を測定、OPT一次側の、P1ーP2間の電圧を測定し、この電圧を半分にして電流0.17mAで割ると18kΩとなってしまう。ここは10kΩ程になってほしい。

OPT一次側6.4V、二次側1Vとなり、昇圧比が6.4。インピーダンス比は41となる。ここは一次側5.8V:昇圧比5.8となってほしい。

もっとよおく考えよう。(まだよく見えてない)

 

20210306

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