インピーダンスについて、交流信号を入れながら各部を測定してみた。
① プリとパワー間の電流・電圧測定。以下すべて交流。
② プリのOPT一次側(20kΩ)の電流(真空管~OPT間)・電圧測定
③ パワーのIPT一次側(600Ω)の電圧測定と二次側(20kΩ)の電圧測定
基準は600Ωのラインの電圧を1Vとした。
これでプリのOPTを10kΩで使ってた時はそこそこ計算値と近づいた。
しかし20kΩの時は全く駄目になった。
600Ωのところのインピーダンスが計算と全く合わない。
プリとパワーの負荷がお互いぴったり600Ωでは無いから引っ張られて値が変わってしまうのか?と考え、600Ωの抵抗負荷でもう一度測定した。
600Ωの電圧は1Vで変わらない。するとパワーのIPT二次側はほとんど変わらなかった。これは真空管のグリッドインピーダンスが無限大であることを考えると4.7kΩは不変なのでこういう結果になる。負荷は後段から考える、という事を証明したことになる。
という事で、パワーは問題ない、とする。
問題はプリだ。600Ω抵抗負荷で出力管5687とOPT間の電流を測定、OPT一次側の、P1ーP2間の電圧を測定し、この電圧を半分にして電流0.17mAで割ると18kΩとなってしまう。ここは10kΩ程になってほしい。
OPT一次側6.4V、二次側1Vとなり、昇圧比が6.4。インピーダンス比は41となる。ここは一次側5.8V:昇圧比5.8となってほしい。
もっとよおく考えよう。(まだよく見えてない)
20210306