庶民は江戸後期まで、男女とも、家の中や庭では上半身裸だった。日本の夏を乗り切るには合理的な習慣なのだろう。そもそも高温多湿で、しかも昨今ではヒートアイランド現象で連日酷暑日になる本州の夏に、冷涼な英国で普及したネクタイを着用することなど自殺行為に近い。ばかばかしい限りだった。さて、政府は福島第一、浜岡原発停止に伴う電力不足の対応として、定着したクールビズをより一層軽装化させたスーパークールビズ=SCBの導入を表明した。各企業にも協力理解を求めるが、6月から霞が関が先行するようだ。今年はTシャツやアロハシャツ、Gパンやサンダルの使用が許される。残念ながら山下清のファッションは不可、ランニングと短パンは認められていない。不思議なことに、以前から女性には規定がないそうだ。一定程度以上の肌の露出を政府が推奨、それに応え、お国の非常時にまさに一肌脱いでくれれば、節電効果もさることながら、職場の高揚、作業効率アップ、営業担当に抜擢すれば受注額激増、ひいては少子化対策にもつながる。つながらないな。
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