「One small step for a man,One giant leap for mankind」。1969年7月20日、静かの海に無事着陸したイーグルから降り立ったアームストロング船長が発した言葉。交信記録では不定冠詞のaが確認できず、長年「言い間違えた」と言われてきたが、最新技術の解析で発音していることが分かった。現在は農業を営んでいるとのことだが溜飲を下げることができたようだ。米国の威信をかけたアポロ計画、その背景にはロケット技術は即核爆弾のキャリアとして転用することができ、ボストーク、ソユーズの成功によりこの分野で大きくソビエトに水をあけられていたことがあった。ソビエトがドイツに侵攻した際、当時ロケットの最高水準だったV関連の技術者、資料が強奪され、その後米国はソビエトに追いつくことができなかった。と、ここまでがオフィシャルな話。だが、日本ではあまり紹介されていないが、実はガガーリンの有名な言葉「地球は青かった」とその後に続く言葉にアメリカが激怒し発奮したのだといわれている。その言葉とは「見渡しても神はいなかった」。帰還後にロシア正教会の関係者と話した内容だとも言われているが、とにかくアメリカを奮い立たせた事は確かなようだ。月面着陸の同時通訳をされた西山千さんが先日なくなられた。西山さんはaが聞こえず「極めて小さな一歩」と訳してしまったことをその後の講演などで失敗談として話されていた。鬼籍に入った今ガガーリンに確認してほしい「冷戦下でも国境線は見えなかったでしょう」と。同時通訳までは結構ですよ。
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