これは「肝査穴」に刺鍼している様子を撮影したものです。
査穴は何年も前に発見したのですが、特攻穴としても使えます。
① 肝臓部に痛みがある
② 右肩凝りがある
③ 右背部に強い凝りがある
③ (特に)右腰に痛みがある
④ 関節がスムーズに動かない
⑤ 病院の検査で「肝臓」を指摘された
等々といろんな症状に使えるツボです。
「査穴」というのは、元々「件査穴」という意味で使っていたのですが、そのツボを使うと速効的に症状が好転してくるので、「査穴」と言うことにしたのです。
でもでも、問題は診断です。
たとえば上に書いた症状でも、別の臓腑や筋腱から来ている場合もあるので、なんでもかんでも「肝査穴」というのは感心しません。
なぜそのようなことを言うかと言うと、七星鍼法には「七星一穴鍼法」というのがあり、その一穴鍼法を使うのに「診断」が非常に重要だからです。
駆け出しの頃は、
① ツボの取り方
② 鍼の刺し方
等々に関心があると思いますが、そう思っている間は達してないと考えた方がいいです。
理由は、診断から行うのが鍼灸治療の利点だからです。(^o^)
ですから、駆け出しの人なら、
「もっとはっきりツボの位置を説明してくれたらいいのに」とか
「わかりやすい写真はないのだろうか」などと考えるかも知れません。
しかし、それでいいと思っています。
理由は、ツボの位置や刺し方が重要ではないからです。
※ 私はだいぶいけずですね。(^o^)