ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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指を曲げると指の関節が痛い!

2018-07-08 11:05:08 | 診断即治療と虹彩学
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このように手を握ると痛かった



「指を握ったときに、両手の第2~4指の関節が痛い!」という方がいました。
第一関節をDIP関節と言い、第二関節をPIP関節と言いますが、示指から小指までのDIP関節とPIP関節が痛いというわけです。

指の関節が痛くなるのに広く知られたのが、第一関節が腫れて痛む「へバーデン結節」ですが、この場合は腫れも伴うので、すぐにわかります。
そして、第二関節の痛むのを「ブシャール結節」と言いますが、いずれも現代医学では「原因不明」となっているようです。

しかし、七星論で観ていきますと、DIP関節は「脾」と、PIP関節は「肝」と関係があります。
「関係があります」というだけでは、納得できないと思いますので、その治療法を書いておきます。

へバーデン結節(DIP関節)の場合は、七星論での脾査穴に刺鍼して、軽く捻鍼をすれば、その場で痛みは取れてきます。
ブシャール結節(PIP関節)の場合は、七星論での肝査穴に刺鍼して、軽く捻鍼すれば、その場で痛みは取れてきます。

つべこべ言わずにやってみてください。(^_^;)

何故かと言うと、七星論での関節配置では、DIPが「脾」PIPが「肝」になるからです。
「なるからです」と言われると、「何故ですか?」と言う人がいますので、その方々のための「検証方法」として、上記したように七星論での「査穴」を使って、「実際に効くかどうか」を試すわけです。

七星論は現在、鍼灸学校の教員にも知っている先生が増えてきましたので、もし鍼灸学生なら、学校の先生に質問してみてください。
「DIPは脾と、PIPは肝と関係があります」と回答してくれるなら、その先生は七星論を知っています。

さて、それではDIP関節もPIPも痛いという場合は、どの臓腑と関係しているかということになりますが、東洋医学には、「腎は骨髄を主る」というのがありまして、関節の異変は、基本的に「腎」と考えます。
ですから、両方の関節が痛いという場合は、基本的に「腎」と考えますが、正確には、「腎と脾」、「腎と肝」と考えたほうがいいです。

関節が「腎」というのは、東洋医学だけではありません。
現代医学にも、「全身性疾患に伴う腎障害」というのがあり、その中の「ルーブス腎炎」とか「紫斑病性腎炎」にも、「関節痛を伴う」という症状解説があります。
それは、腎臓が「血液浄化」の作用があるからで、血液が汚れると関節にも障害が出るということを意味していると思います。

それで、上記の患者さんの治療は、痛みを取るために、最初に頭蓋JAA(頭皮鍼)をしました。
そして、
「指の痛みを確認してくれませんか」と言うと、指を曲げ伸ばししながら、笑みを浮かべて、

「軽いですね!」と言うので、そこで解説を加えました。

「頭に鍼をしたのは、痛みを軽くするためですので、今から腎の治療をしますね。その指の関節がおかしくなったのは、基本的に腎の疲労ですからね」と言うと、

「腎臓がおかしくなるのは、砂糖ですか?」ときた。

「一番はそう考えたほうがいいです」と言うと、次々と食べ物に関する質問が出てきましたが、この方は、食事のことをよく知っているので、私の返事は「はい」とか「いいえ」だけで終りました。

それから、主に腎を中心に治療をしたのですが、頭皮鍼で殆ど症状は取れていましたので、その後の治療は「根本治療」だけでになり、再度指関節の痛みを確認してもらったら、ほとんど問題ないようでしたので、「これで問題ないだろう」と、治療は終了しました。

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