中国経済減速懸念台頭、欧米株安、ＥＵha移民問題で迷走、北制裁で中ロで船舶入港拒否始まる

（学校で教えてくれない経済学）


世界経済の先行き懸念が再燃し、８日の欧州株が続落した。8日のＮＹ株式市場では、欧州株安の流れの中、中国の２月輸出の減少幅拡大を材料に売られ、さらに原油安が追い打ちをかけNYダウは前日比109ドル安、16,964ドルで取引を終えた。８日発表のOECD景気先行指標（CLI）が世界経済は今後数ケ月で減速する見通しを示唆した。８日のＮＹ外為市場では中国経済減速の兆候が増えた。２月の中国の輸出が前月比25.4%減と2009年９月来の大幅落ち込み、輸入は1年４ケ月連続の前年割れを記録した。安全資産を求める動きが強まり円が買われ1ドル＝112.63円、1ユーロ＝123.97円で取引された。８日のNY原油（WTI）先物相場は、米原油在庫が80年ぶりの高さまで積み上がったとの観測で売られ、バレル36.50ドルへ反落した。８日のNY金相場は小動き、オンス1,262.10ドルで取引を終えた。NHK/BS「キャッチ！世界の視点」出演のみずほ銀行,日野景介氏は「中国経済減速懸念が相場をけん引した」と総括していた。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でスペインTVEは「EU移民対策緊急会合では、ギリシャにわたった難民をトルコへ送り返すことで対応する方向で決まった。ドイツメルケル首相の移民問題への後退が鮮明になった」と解説していた。英BBCもニューストップで移民問題を取り上げ「ギリシャへ渡った難民をトルコへ送り返すこととなった。国連は人道上問題だと異議を唱えている。今回のＥＵ緊急会合でトルコはさまざまの新提案を出してきた。３０億ドル増額、EUによるＶＩＳＡ制限緩和、トルコのEU加盟促進に向けた具体策などである。オーストリア、ラトビアはトルコへの協力を拒否した。ＥＵは分裂の危機に直面している。ドイツでは週末に州選挙を控えている。メルケル首相の政治生命が絶たれる可能性も出てきている。ドイツ政権与党内でメルケル首相に対する圧力が高まってきた。」と解説した。フランスF2は「メルケル首相は今や国のことよりも自国の選挙のことで頭がいっぱいだ。『ドイツのための選択肢』党が政権連立与党に次ぐ第3党に急速にのし上がる勢いだ。」と総括した。

９日朝８時台放送の米ABCは「米大統領選予備選で共和党のトランプ氏外しが表面化してきた」と伝え「前ＮＹ市場、ブルームバーグ氏は「自分が出ればトランプ氏が有利にさせる」と出場見送りを決めた。オバマ氏と争ったロムニー氏はトランプ氏に投票しないよう呼びかけを続けている。共和党は、いまだ候補を一本に絞り切れていない。民主党はクリントン氏優勢で、サンダース氏は否定したが、サンダース氏を副大統領に指名するとのうわさまで出てきた」と解説していた。一方、韓国KBSは「中国、ロシアがともに北の船舶入港を拒否する動きが本格化してきた。」と伝えたあと「ホワイトハウスは具体的に言及しなかったがオバマ米大統領はアメリカ独自の北制裁措置を用意している。」と伝えた。フランスF2は「新しい労働法制定に抗議してフランス国鉄がデモに入った。多くの学生や若者が賛同している。」と伝えた。時に大阪ミナミを散策する機会がある。夜昼問わず賑わっている。「ワールドニュース」お宅からみれば日本は別世界にみえて仕方がない。素直に喜べない。(了)

スタッフ講習の内容をスタッフ以外の人にも・・・ 講習の計画 （連載1）

　ミネラルスープ　

　連載1　 　連載2 　連載3 　　連載4 　連載5


新城治療院では、必要に応じてスタッフ講習を行います。
それは治療の合間の場合が多いのですが、今回のように休日に行なうこともあります。
最近おこなったのは、

① 長鍼の製作
② 陰査穴の取穴と刺鍼
③ 背部兪穴への刺鍼
④ 刺鍼法・抜鍼法
⑤ 頭部の熱の取り方
⑥ 太もも踏み
⑦ ミネラルスープの作り方
⑧ マーケティング
（マーケティングは意外に感じる方もいるかも知れませんが、一応ＭＢＡも取得していますし、治療をスムーズに運ぶテクニックでもあるのです）

などなどになるのですが、昨日はミネラルスープを作らせてみました。
何度も作ってもらっているので、さすがに美味しく炊いてありました。
ミネラルスープを作るのは、非常に地味な仕事ですが、慢性的な疾患の治療にはかなりの効力を発揮しますので、当院ではスタッフにも教えるようにしています。

たとえば、脳疲労が起っているときに、脳疲労を起しやすい油物などは、生理的に好みませんが、このミネラルスープだと美味しく食べられるのです。
つまり、生理的に体が欲しているわけです。

「生理的に欲する」というのはどういうことかと言うと、例えば「喉が乾いたら水が欲しくなる」ことで、「水なら要らない、ジュースが飲みたい。ビールが飲みたい」と言うときは生理的に水分を欲してないわけです。

わかりやすく言うと、
①何を食べても美味しくないとき。
②何を食べたらいいのかわからないとき。
③早急に慢性疾患から抜け出したいとき。などなどのときに食べてみてください。
きっとその良さがわかります。

鍼灸のようにパパーンと変化させることはできないし、非常に地味な方法ですので、駆け出しの治療師には嫌われる傾向があるのですが、治療経験が長ければ長いほど興味を持ってくれます。
それは、経験を積むほどに治り難い患者さんが来て、その都度考えさせられるからだと思います。
そして、ミネラルス－プを試してみると安定的に症状が改善されてくるのがわかると思います。

スタッフ講習をすると、伸びるスタッフか伸びないスタッフかもわかります。

伸びるスタッフは、基礎を大事にします。
基礎とは何かというと、基本は礼儀、挨拶、掃除、片付になるのですが、その延長上に、道具の準備や整備があります。
つまり、基本的なこと、あたりまえのことができる人は伸びるのです。

地味な仕事をさせて、真面目に、熱心にするスタッフは伸びます。
それができない人は、ある程度まで行くと、それ以上は伸びません。
ですから私は、いつも「基礎が大事ですよ」と声をかけるようにしています。
その「基礎が大事」という言葉には、「常識」という言葉も入っているわけです。

最近考えているのは、この「スタッフ講習」を「臨床実技講習」としてまとめ、臨床実践塾とは別枠で、平日の晩に、スタッフ以外の人も参加させて開講したらどうかと考えています。
そうなると、多分「◯◯の治し方」のような、即臨床に使える実技が好まれると思いますので、そちらで検討します。
実際に当院では、日々の臨床にすぐ使える内容から教えていきますので、臨床家を目指している方々には楽しく学べると思います。
ネタは2004年からブログを書いていますし、臨床実践塾も10年続けていますし、日々のおもしろい臨床もありますので、ネタはいくらでもあります。（笑）

ただ、人数が多いと学びが浅くなるので、少人数制になります。