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キャタピラー株安が相場をリード、NYダウ119ドル安、NY原油(WTI)安値更新、バレル48.45ドル

2015-07-24 10:01:17 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


日経は英ピアソンが60年間維持してきた英紙フィナンシャルタイムズ(FT)を8億4,400万ポンド(約1,600億円)買収で7月23日合意したと24日付ブルームバーグ電子版でKennethWong記者が伝えた。買収額にはFTが保有する1,900万ポンドの現金も含まれる。日経によれば日本のメディア企業の買収としては過去最大。ピアソンはFTを手放すことで低迷する教育部門に集中する。ピアソンのファロンCEOは「モバイル端末やソーシャルメディアの爆発的な成長により転換点を迎えた。」と語った。FT買収にはドイツメディア、アクセル・シュブリンガーも関心を寄せていた。日経の2014年12月期の連結純利益は約102億円、FTグループの収入は3億3,400万ポンド(約630億円)、営業利益は2,400万ポンド(約45億6,000万円)だった。1888年創刊のフィナンシァルタイムズの昨年の読者数は72万人、このうち70%をオンライン購読者が占めると書いていた。

NHK/BS「ワールドニュース」24日朝放送の英BBCは日経によるFT買収を伝え「ここでまたイギリスで偉大な企業が外国人の手に渡ったとFTスタッフのショックは隠せない。ピアソンCEOはフィナンシャルタイムズだけは絶対に売らないと言っていた。FT発行部数はかっては425万部あった。現在は22万部である。デジタル化の流れはとまらない。」と報じていた。当の日経は24日付朝刊トップで日経の英FT買収を取り上げ、発行部数で296万部、WSJ《ウオールストリートジャーナル》146万部、NYタイムズ86部と経済メディアで世界最大、電子版でも有料購読者数で93万となり、NYタイムズ91万、WSJ紙73万を抜く。」と書いた。一方、24日付朝日新聞関西版朝刊「経済欄」の解説記事の中で「縮む市場、電子化に活路」の小見出しをつけ「日経は、今後、アジアを中心に国際的なデジタル戦略を加速させると見られる。日本語という壁が作り出す狭い市場でシェア争いをしてきた同業他社は、衝撃を受けている。日経はアジアの英語ニュースを強化している。FTは欧米だけでなくアジアにも拠点を構えている。英語で取材して記事を書ける人材を確保できる。日経の関係者によると、社内では数年前にチームを立ち上げ、海外紙の買収を検討していた。日本では人口減少が進み日本国内需要は減少するとの危機感があった。」と書いた。

23日、NY市場は、キャタピラーが2015年通期売上予想を引き下げ、4~6期決算で前年同期比29%減と発表後株価が急落、米新規失業保険申請件数が1973年以降で最低を記録する米国経済の好材料も逆に利上げ懸念に働き、NYダウは前日比119ドル安、17,731ドルで取引を終えた。株安から債券が買われ、10年物米債利回りは2.270%へ低下、NY外為市場では、ドルが売られ、1ドル=123.88円、1ユーロ=136.07円で取引された。NY原油(WTI)は続落バレル48.45ドル、NY金はオンス1,094ドルへ小幅戻した。「ワールドニュース」ではシンガポールCNAが中国で一人っ子政策見直しに動き始めた。2030年に4人に一人が高齢者になる危機感の表れと解説、韓国KBSは2026年に65歳以上が1,000万を超える。福祉手当を現行の65歳から70歳からに変更する動きが出ていると伝えた。(了)

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