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アメリカ人、中国人がお互いに不信感を持つ人が増えた:調査会社Pew調べ:19日付けWSJ紙掲載

2013-07-20 12:24:01 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


アメリカ人の47%は、アメリカは中国をリ―ドしていると見るが、2008年調査では54%だった。一方、中国人の2/3が中国はアメリカより上位にあり、56%が中国人はアメリカ人より尊敬されていると見ている。一方、中国人を好意的に見ているアメリカ人は37%に過ぎない。中国人でアメリカ人を好意的に見ている人は40%と似たようなものだ。アメリカとの関係について、協力的(cooperative)とみる中国人は1/3以下で、2008年調査の時の68%から急減した。ほぼ23%の中国人が米国との関係を友好的でない(hostile)と見ている。54%の中国人がアメリカ人を好ましくない(unfavorable)と見ていると、19日付けのWSJ紙電子版にJames T.Areddy記者が、在ワシントン、調査会社、PewReserchCenterが,39ケ国、38,000人を対象に行った調査結果について紹介していた。同記者は、①アメリカ人と中国人は、お互いに不信感(suspicion)を持つ人が増えた、②両国以外の世界では、アメリカは中国に対して立ち位置を失いつつあるとみていると記事を結んでいた。

19日付けのWSJ紙電子版別ページで、中国人民銀行が、貸出金利の下限を撤廃、20日から実施すると発表した。中国政府が経済減速を憂慮している一つのシグナルとみられる。劇的かつ予想外の動きとの見方があるが、多くのエコノミストは、既に貸出金利6%の70%の4.2%になっており実質的な効果はないと見ている。むしろ今回の措置で、既に起こっている信用不安が一層強まると見ているとTomOrlika,LinglingWei両記者が書いていた。モスクワで19,20日開かれるG20の直前であること、今回のG20で中国でのシャドーバンキング問題が議題に上っていることを受けてG20にアッピールする狙いとの見方が多い。

19日、NY市場では、NYダウは、前日比ほぼ横ばいの4ドル安、15,543ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=100.64~66円、1ユーロ=131.94~03円で取引された。NY原油(WTI)相場は、前日比横ばいのバレル108.05ドル、NY金相場は、前日比トロイオンス、8.70ドル高、1,293.30ドルで取引された。NY債券市場では、債券が売られ、10年物国債利回りは2.482% だった。20日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、村尾典昭氏は「Microsoft,Google2社の4~6期決算が共に予想を大きく下回ったことが相場を冷やした。一方、バ―ナンキ米FRB議長が、金融緩和策縮小を判断するには時期尚早との議会証言が相場を下支えした。為替市場では、G20開催を控え、1ドル=100円前半の狭いレンジでの動きに終始した。米住宅販売デ―タ発表を来週に控えている。日本の参議院選挙結果も見極めたい。一方、日本の貿易赤字に縮小の動きが見られる。ドル円相場は方向感がつかみにくい状態が続きそうだ。」と解説していた。

WSJ紙とアジア関連の二ュ―スとしてCNBC電子版に目を通すことが日課となっている。特徴的なことは、中国関連の記事の出ない日はない。中国経済が、単なる数字的なGDPの7.7%増が7.5%増への減速ではなく根の深い症状と見ておく方がよさそうな気がする。(了)

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