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米経済指標好感、NYダウ78ドル高、新高値更新、原油バレル108ドル突破、

2013-07-19 12:30:58 | 経済学
NY為替市場で1ドル=100円台へドル戻す(学校で教えてくれない経済学)


デトロイト市が18日午後、連邦破産保護局に破産申請したと18日付けWSJ紙電子版にMatthewolam,KellyNolan記者がトップニュースとして書いていた。19日、ワ―ルドWaveMorning7時台放送の米ABCもアメリカ東部時間午後6時のトップニュースとしてデトロイト破産を伝えた。WSJ紙によれば、ホワイトハウスは、今後の状況の推移を見守るとの声明を発表した。デトロイトに本社を置くGMは通常業務に何ら支障はないとの談話を発表したと伝えた。デトロイトの人口は、センサス統計によれば、2000年から12年の間に26%減の70万人、1950年には200万いた。推定4万戸が空き家もしくは空地、2007~11年のセンサスによれば人口の約36%がぽ貧民層(Poverty level)以下、FBIによれば2012年、犯罪率全米1位などとWSJ紙は紹介していた。

一方、18日のNY市場は、雇用、製造業、米企業業績含め好調な米国経済指標に支えられ、NYダウは、前日比78ドル高、14,548ドルと新高値を更新したと18日付けWSJ紙電子版にChrisDieterich記者が書いていた。バ―ナンキ米FRB議長が米上院銀行委員会で証言し、9月のFOMCで850億ドル国債購入縮小計画発表は決まっていないと発言が伝わると株価上昇に弾みがついたとWSJ紙は書いた。NY外国為替市場では、米国景気好調が伝わった後、ドル買い戻しの動きが強まり、ドルは対ユーロ、対円共に上げ、1ドル=100.52~54円、1ユーロ=131.75~81円で取引された。NY原油(WTI)はバレル当り前日比1.5%高、108.04ドル、NY金はトロイオンス前日比0.5%高、1,284.60ドルで取引さされた。

ワ―ルドWaveMorning19日朝6時台放送の米ブルームバーグは「株式市場は景気回復期待から、素材、金融セクターが相場をリードした。原油相場がヘッジファンド買いで大きく値を上げた。この日、上院での議会証言で、金相場についてはじめて聞かれたバ―ナンキは、金相場が低迷していることはアメリカ経済が良好なことを示していると答えた。国債が売られ、10年物国債利回りが再び2.534%へ上昇した。FRB内部で再び国債購入縮小議論が出てくるかもしれない。」などと解説していた。

19日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した大和証券CMA,大宮弘幸氏は「新規失業保険申請件数が予想を下回った。雇用改善が確認された。中部大西洋製造業景況感指数が2011年3月来、高水準を記録した。投資家に安心感が広がった。バ―ナンキ議会証言も相場を支えた。為替市場ではドル買い・円売りの流れが戻った。原油(WTI)相場がバレル108ドルを突破した。米景気回復でアメリカでの原油需要が拡大、その一方、洪水の影響でカナダからの原油輸入が減り、アメリカの原油在庫がここ3週間減り続けている。ガソリン相場が値上がりしたことも、原油相場を押し上げた。」などと解説していた。ワ―ルドWaveMorningに出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は7月16日付けWSJ紙の中国経済減速記事を紹介、中国で個人消費にも陰りが出始めたと指摘していた。満天星空いいことずくめの話に仮に死角ありとすれば中国かもしれない。(了)

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