ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

経済嫌いの人が多い日本だが、若い世代には期待したい(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-12 12:58:27 | 経済学
「経済学」のレポートを爾後、送らないで欲しいと昨日クレームが来た。「スケッチ&コメント」にも経済学のことが混じっている。好ましくないとまで言われた。先日「日本人は経済音痴だ」と書いた。一般論で書いてもご自身が批判されているように思はれるらしい。

一方、「経済学」は非常に面白いから頑張って続けて欲しいと言う方もおられる。「スケッチ&コメント」もそれだけ別ファイルでまとめて楽しんでいるという嬉しい便りを今朝もいただいた。実は自分では「添付」したつもりだったが、スケッチが添付されていないということが今朝のお便りで分かり、失礼した次第である。

「あなたは自分では多少なりともプラスになると思っていても、受け取る方は必ずしもそうではない」と昨日のご仁にたしなめられた。「経済学」も「スケッチ」も「転送」されて結構大勢の方が見ておられるようだ。「転送」でも送られてくること自体に負担を感じる。送る方は勝手だが、受けとる方は迷惑だ。だから止めて欲しと言われた。大いに納得した。

人のうわさには戸は立てられない。尾ヒレ、背ビレがついて「学校で教えてくれない経済学」が、「化け物」に姿を変えているのかもしれない。以前にもこの手の文章を「経済学」の欄で書いた。今回は二回目である。是非、昨日のご仁のような方がおられたら、「転送読者」も含めてであるが、お手数ながら、「断り状」をいただければありがたい。

前置きが長くなった。12日付けのWSJ紙に、ユーロ圏が300億ユーロにギリシャ支援するとの発表を受けて、ユーロ相場が対ドルで反発したと出ていた。トレシECB総裁が「ギリシャ問題はユーロの争点(issue)ではない」と語ったことも相場を支援したとWSJ紙は指摘していた。

為替問題では、先週、人民元切り上げ観測が話題を提供した。専門家の見方は分かれているが、2~4%程度の変動幅の範囲に収める。当面、小幅調整で様子見するとの見方が多いとWSJ紙は書いていた。偶然であろうが、中国の貿易赤字が急増したとのニュ-スは、人民元切り上げ論議には影響なしと今朝、テレビ東京に出演した専門家は話していた。

BMCキャピタルマーケットのアナリストは、人民元切り上げは、資源通貨、開発途上国通貨、グローバル株式市場にプラスに働く。中国の購買力が増え、世界経済拡大を助ける。円相場には買い材料になる。ユーロについては、目先、今回のギリシャ支援で一時的に持ち直すが、根本的解決にはならない。ユーロにとって、今年は、例年になく暑い、厳しい夏になるだろうとWSJ紙は書いていた。

為替は経済、政治の鏡である。経済嫌いの人が多い日本だが、若い世代には期待したい。(了)

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経絡治療の検証会

2010-04-12 11:31:49 | 診断即治療と虹彩学
東洋医学では、古典文献を根拠に、検証もせずに診断や治療を行なう場合が多いので、五行説による経絡治療を実験で繰り返しながら何年も検証を続けている。

先ずは汎用される治則の「実すればその子を瀉し、虚すればその母を補う」という難経六十九難ですが、この治則だと、仮に肝が虚していれば、腎を補すればいいことになる。
しかし、七十七難の治則も加わるので(実際には上手くいかないのでと思う)、肝も腎も補し、さらに相剋関係で肝を抑制している肺経を瀉する、というのが経絡治療の基礎になっている。

則ち、三つの経絡から取穴するのである。

七星論での経絡治療は、ちょっと違う。
肝経と肺経を補す。
肺経を瀉すと心包経や三焦経が虚してしまうからです。

そんなことで、七星論での経絡治療は従来からの五行論による経絡治療とは、随分違うのだが、「診断即治療」、「治療即好転」を目指して臨床をしてきたので、私たちの経験では、七星論での経絡治療のほうが即効性も治療効果の持続性もある。

しかし、経験だけでは証明できない。
経験だけで治療効果を話したくない。
それは、これからの鍼灸治療には「根拠が必要」と考えているからで、根拠をつくるための実験をすることにした。

今度の日曜日に実験を行なうことになっているのですが、参加してくれる方々のために、ちょっとした秘伝を教えることにした。
一穴刺鍼法。
二経選穴法。
Etcですが、この実験をすることで、どの経がどの経を支持し、どの経がどの経を抑制しているかが自然にわかってくるので、即効的な経絡治療が身につく。

当院では、スタッフだけで実験を済まし、すでに七星論での経絡治療をしているが、治療効果と即効性には私でさえも驚くほどである。

今度の実験結果は、5月23日の 鍼灸実技講習会 で発表する予定。

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三岸節子展・難波高島屋ホール(スケッチ&コメント)

2010-04-12 10:00:55 | スケッチ


三岸節子展・難波高島屋ホール

江嵜企画代表・Ken



 猪熊佳子日本画教室の帰路、なんば高島屋へ立ち寄り、「没後10年記念、三岸節子展」を鑑賞した。静かな雰囲気の中、大勢の人が会場につめかけていた。
 
 三岸節子(1905~1999)作品約70点、夫の三岸好太郎が描いた節子の肖像画「肩掛けをかけた婦人像」(1924)、息子の黄太郎の風景画も展示されていた。三岸節子の生い立ち,画歴など含め、ご自身が語るエピソードを入れながらまとめて流す、ビデオブースの様子をスケッチした。 

 何不自由なく育った節子の運命は、聞きそびれたが、確か12歳の時か、父親が経営していた毛織物工場倒産後一転する。自分で何とか生きなければならないと決心、猛勉強して、24年美術学校を首席で卒業した。
 
 19歳で三岸好太郎と結婚する。ところが、家庭を全く顧みない夫は、3人の子供を残して32歳で亡くなった。ビデオが紹介するインタビュー場面で、「夫から芸術の本質を教えてもらった。夫が死んで、画家として生きていく決意をした」と述懐しておられた。

 彼女の二回目の転機は、長男、黄太郎に付いてフランスに渡った、63歳の時だった。ヨーロッパで見る風景、色彩は、節子にとって、余りに新鮮だった。日本に帰国後、ぼーっとした状態が続く。絵はなんのために描くのか?。生計のため?自らの野心のため?命のため?いや自己に勝つために描くのだ。そして大磯へ転居。風景画家としての第一歩を踏み出す。

 最後の10年。体力の衰えを感じ始める。「時間が欲しいです。自分にはほかに何もない。広野の一本の大木のように生き続けた生命力を得たい。」と語る。最後に選んだモチーフが桜の木だった。「美しさと怖さ」を伝えたい。それがやっと描けたと話す。桜の大木を描いた絵がビデオ画面に写された。

 1999年4月、節子は94年間の壮絶な生涯を終えた。ビデオブースを出てもう一度はじめからゆっくりと絵を見て、会場を後にした。お時間の許す方は難波高島屋7階大ホールへお運びいただければ幸いである。4月19日(月)(通常は午後8時まで、最終日は午後5時閉場。入場は30分前。)まで開催予定である。(了)

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