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シカゴからの悪い報せでNYダウ一時125ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2009-10-01 09:31:24 | 経済学
シカゴ購買部協会が発表した9月指数が8月の50ポイントから46.1へ低下した。アナリストは52への改善を予測していた。米国経済は依然として底入れしていないとの見方が広がり、NYダウは一時125ドル下げ、前日比29ドル安、9,712ドルで取引を終了したと今朝のWSJ紙は伝えた。

NHK・BS「おはよう世界」(Waking up to the world)が紹介したブルームバーグは、前FRB議長のグリーンスパンとの特別インタービューで、「米国経済は年内3~4%成長のあと、2010年に再び減速に転じる。株価は軟調に推移する」と語ったと紹介していた。

何故、いつまでもグリーンスパンと思うが、株式市場に亡霊のように彼が登場する。それだけグリーンスパン信奉者が多いことを裏付けているのかもしれない。この日シカゴからの悪い報せが出たあとだけに、アメリカ人投資家が景気の先行きを不安視している一つの証拠かもしれない。

WSJ紙は、昨日、ダラス連銀総裁の米経済に対する慎重発言を紹介していたが、今朝は、アトランタ連銀のデ二ス総裁が、「米国のゼロ金利政策は2010年も継続される」と発言したと伝えた。

デ二ス総裁の発言に敏感に反応して、ドル先安と見て、金相場がオンスが再び1008ドルまで反発した。金相場反発で、プラチナ、パラジウム、銀、銅などもつれ高した。この日の金反発は原油(WTI)が米国石油在庫が予測に反して大幅に減少したとの米エネルギー省の発表が材料に使われたと今朝のWSJ紙は解説していた。

NY外国為替市場では、シカゴ購買部データを材料に、米国景気の先行きに不透明感が出たとして、ユーロが買い直され、1ユーロ=1.4636ドルで取引された。対円では、1ドル=89.74~78円、1ユーロ=131.35~51円で取引された。

原油反発を材料に豪ドル、カナダドルが買い戻された。米国の事実上のゼロ金利政策が長期化するとの思惑から、米ドルを売ってその他通貨を買う。米国以外の国の株に投資する。特にブラジル株は14ケ月振りの高値を更新して、年初来68%値上りしたとWSJ紙は紹介していた。

日本では、問題が出た時には騒ぐが、株の話も為替の話も生活に密着した原油の話も通常は、話題にならない。騒ぐだけ騒いで、けろっと忘れる。それの繰り返しでここまで生き延びて来た。それが日本人の体質だと言えばそれまでだが、ノ―テンキもほどほどにしておかないといけないとせめて若い世代には申し送りしておいて欲しいと思う次第だ。(了)

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