ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

たかがスポーツ、されどスポーツ:喫茶談義(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-03 10:25:05 | 経済学
 自宅近くにある喫茶「いけだ」にほぼ日参している。客は次々代る。話題も変わる。今朝の話題では、マスターの巨人ラミレスのサヨナラホームランから始まった。ゴルフの話題では17歳の石川遼選手が男子プロツアー初勝利したことと女子で服部真夕選手(20)が初勝利した。師匠の岡本綾子が自分のことのように喜んだそうだ。真夕さんは服部道子の妹だ。
第138回天皇賞〈秋〉では一番人気の牝馬ウオッカが鼻差2センチ写真判定で勝った。久々の勝利を手にした武豊騎手が「(判定を待っている間)生きた心地がしなかった。本当に嬉しい。」と話したとある新聞に出ていた。
国道43号線のガソリンスタンドにリッター130円が出たという話も聞いた。田舎だと競争が少ない。都会のガソリンスタンドは客の取り合いになるからだと話していた。普通乗用車で満タンにすると高値のときにくらべたら2000円は安いそうだ。
古代史を趣味にしているTさんは飛鳥には「河内飛鳥」と「大和飛鳥」とふたつの飛鳥がありそれをつないでいたのが竹内街道だ。竹内街道の入り口に当たるところに柿本人丸の墓がある。当麻寺に五重の塔が二つあると今朝、教えてくれた。興味は尽きない。
ラミレスでやっと勝った巨人。ラミレスは「(西武の投手が岡本眞に交代して)ホームランをねらっていた」とヒーローインタービューで答えていた。彼なら打てると思って打席に入ったのであろう。なにごとでもそうだが気持ちの持ち方次第で一球で決まるから怖い。
ゴルフの石川選手のプレーを録画ビデオで見ながら日本シリーズのテレビ中継をハシゴ観戦していたという客人もいた。石川選手のキャディーの加藤大幸さん(25)は「(石川は)他の選手の3倍も4倍も打ってラウンドに入る」と話したと新聞で読んだ。
日本画家の森田りえ子さんも毎日スケッチしておられる。いま日本画を習っている猪熊佳子さんは3人のお子さんを持つ家庭の主婦である。お宅の近くの川べりで夢中でスケッチしておられる姿をよく見かけると教室の仲間から聞いた。
最近よく聞く話は素人が勉強しなくなったことだ。一番集中して勉強しなければならない学生がまるで勉強しないそうだ。日本画でも何でも同じで、毎日スケッチすることが大事である。野球でもそうでタイガースの金本選手は試合の後20分素振りして帰宅する。
勉強しないことでは政治家を一番に挙げる人が多い。夜の帰りが付き合いで遅くなる。役人が用意したメモを朝ちらっと目を通すのが精一杯だからだと先日さるテレビ番組で聞いた。冠婚葬祭に明け暮れしている影響もある。企業のトップにもその傾向が強い。
プロの新聞記者からじっくりと勉強する時間がないという話を聞いた。多くの企業が発表する「説明会」を回るだけで一日終ることもあるそうだ。場当たり的といえば大いに御幣があるが、「発表物」を追いかけている間は骨のある記事は書けないと思う。
毎日脈を取るということばがある。最近の医者は患者の脈を取らなくなった。患者の目を見ない。メモを見ている。はじめに検査データありきでは治る病気も治るはずがないだろう。目は口ほどにものを言う。人の目を見て話をしない人は信用できないのもそのためだ。
麻生内閣は緊急経済対策を発表した。日本と言う国をこの先10年、20年どうするのかがない。たかがスポーツされどスポーツ。若者の活躍が政治の世界でも待たれてならない。(了)

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ガソリン遂に135円は日本経済の「徳俵」か(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-03 00:40:27 | 経済学
 今朝国道2号線沿いのガソリンスタンドでレギュラー135円の看板を目にした。車に乗らないので自分自身、正直実感はないが、ガソリンの値段がリッター200円になるとマスコミ含めて大騒ぎしていた頃と比べて正に様変わりである。
 なぜガソリンが値下がりしたのか。原油相場が高値バレル147ドルから60ドル近辺まで急落したことと円相場が1ドル=110円台から1ドル=98円台まで値上りした結果である。
余りに急激な円高は困るが円相場が堅調に安定的に推移することは明らかにプラスである。
 今世界は欧米の金融機関の相次ぐ破綻で大混乱している。特に新興国における株安、通貨安のワン・ツーパンチが堪えている。日本でも株価は、5年前の水準まで値下がりした。これは大問題である。しかし日本は円高でなんとかノックアウトを免れている意義は大きい。
 何度も繰り返して恐縮だが、日本はほぼ100%の資源を海外からの輸入に依存している。ものの3ヶ月前、原油急騰、小麦、ともろこし、大豆などの食糧飼料、鉄鉱石などの鉱産物の暴騰で不安感が充満していた。原油安、円高のメリットが時間の経過と共に家計にも実感をもって認識されてくるであろう。問題は円高メリットを家計に何処まで還元されるかだ。
 11月15日のG20の会合が開催される。欧米の金融不安がいま世界全体を吹き荒れている。特に新興国における株暴落特に通貨暴落に何らかの歯止め策がとられるか注目したい。
米国発のサブプライム問題では当初米国は大変だがヨーロッパは安定しているとして、ユーロが堅調に推移した。そのヨーロッパの雲行きが怪しくなり、ユーロの対ドル相場が下落に転じた。ユーロ上昇のグラフと原油上昇のグラフを重ねると見事に一致する。ユーロが値下がりをはじめると原油相場があたかも歩調を合わせるかのように急落した。
 米国経済が問題でも新興国経済は拡大している。米国が買ってくれなくても中国、インドなどの需要があるから大丈夫だと安心していた。ところが、欧米の金融機関の破綻により、彼等が新興国から一斉に資金を引き揚げたからたまらない。株価、通貨ともに暴落した。
 人間も悲しいかな所詮動物である。動物行動に典型的に見られるスタンピード現象が起った。動物は水、餌が手にはいらないと感じると恐怖感から一斉にその場を離れる。
人も動物も基本的に同じである。今回の金融危機の引き金を引いたのはヘッジファンドである。彼等はリターンが全てである。資金の回転が効かなくなると生きていけない。彼等が新興国から資金を引き上げた動機も資金回収できないとの恐怖感を抱いたために逃げた。
ヘッジファンドに止まっておればまだ被害は軽微に済んだかもしれない。しかし、今回の金融不安には世界有数の投資銀行がヘッジファンド顔負けの無謀な貸し出しをした。テコの原理であるレバリッジ(自己資金に対する借金の倍率)で元手の数倍数十倍を貸し出した。その巻き戻しである「デ・レバリッジ」現象が今正に起こっている。
世界金融不安のスタートは、米国のITバブル不況を救済するためにグリーンスパン前FRB議長が仕掛けた住宅バブルといわれている。がん細胞という病根を絶とうと抗がん剤を投与した。いま世界を席巻している金融不安はその副作用だから本復には時間がかかる。
日本においても株価は暴落した。しかし、円相場は持ちこたえている。土俵に詰まったが相撲でいえば円高という「徳俵」に足が残った。円高をプラス思考で生かして欲しい。〈了〉

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