シークレット・ウインドウ
2004年/アメリカ
映画化が難しい作品に挑戦したJ・デップ
shinakamさん
男性
総合 70点
ストーリー 70点
キャスト 80点
演出 70点
ビジュアル 70点
音楽 70点
スチーブン・キングの原作「秘密の窓 秘密の庭」をデイヴィッド・コープが脚本・監督しているミステリー。いつも難役に挑戦しているジョニー・デップが悩める人気作家役を演じている。もう一人の主役がジョン・タトゥーロ。外見がまるっきり似ていない2人の関係が分かるまでが、この映画の興味。2人の個性派俳優の共演はなかなか興味深く、中盤まではなかなかの出来。
放火や殺人が起きその犯人が想像できるとトーン・ダウンしてしまう。J・デップの人物像が共感を呼ぶものではないので、ネタ割れしてからは魅力が一気に半減してしまった。
狼たちの午後
1975年/アメリカ
事実がベースなので時代を反映
shinakamさん
男性
総合 80点
ストーリー 80点
キャスト 85点
演出 80点
ビジュアル 80点
音楽 80点
アル・パチーノが「ゴッドファーザーPART2」の翌年に主演した作品で、大熱演である。
主人公(ソニー)がベトナム帰りで、両親・妻子を養う仕事がなく、ゲイの愛人に溺れたあげく追い詰められて行く。お金欲しさに銀行強盗になる経緯が、物語りが進むにつれ分かってくる。仲間のジョン・カザール(サル)が奇妙な味があってアル・パチーノを引き立てている。
事実を基にドラマ化しただけあって、当時の悩める米の大都会での出来事が、メディア・警察・人質の銀行員・野次馬など登場人物によって上手く表現されている。音楽がなくSEで構成したのもこのドラマを本物らしく表現できた要因か。