ひまわり
1970年/イタリア
正統派のメロドラマ
shinakamさん
男性
総合
85点
ストーリー
85点
キャスト
90点
演出
85点
ビジュアル
80点
音楽
80点
「昨日・今日・明日」の名コンビ、S・ローレン、M・マストロヤンニのメロドラマ。戦争が愛し合う2人を引き裂くという有り勝ちなテーマながら、円熟期のコンビが演じることにより思わず引き込まれる。
「ひまわり」という題名も象徴的で良い。メロドラマはラストシーンが大切だと思うがこれも期待を裏切らない。
ゴッドファーザーPARTII
1974年/アメリカ
ゴッドファーザーの生い立ちとファミリーの軌跡
shinakamさん
男性
総合
85点
ストーリー
80点
キャスト
80点
演出
85点
ビジュアル
85点
音楽
85点
3部作のなかで最も好きな作品。マイケルがファミリーを形成していく度に、身内が減っていき孤独感が増して行く。前作で大スターとなったA・パチーノは若くして貫禄の演技。そして何より素晴らしいのは父親のビトーの若き日を哀愁たっぷりに演じたロバート・デ・ニーロだ。後に2人は「ヒート」で競演するが比べ物にならないほどこの作品のほうが存在感がある。もっともR・デ・ニーロは回想シーンの登場なので本当の競演はしていないが・・・。
ビトーが貧しいシシリー島で孤児となり単身NYへ渡り、ゴッドファーザーと呼ばれるようになった軌跡がマイケルの回想でフィードバックされている。特にお気に入りシーンはビトーがリトル・イタリアで街のボス、ファタッチを祭りの夜に抹殺するシーン。本来なら殺伐とした残酷なシーンなのに、この映画ではそれをまるっきり感じさせない。美しいミュージカルを観るようだ。