晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ひまわり』 85点

2006-03-18 14:57:35 | 外国映画 1960~79




ひまわり


1970年/イタリア






正統派のメロドラマ





プロフィール画像

shinakamさん


男性






総合★★★★☆
85



ストーリー

★★★★☆
85点




キャスト

★★★★☆
90点




演出

★★★★☆
85点




ビジュアル

★★★★☆
80点




音楽

★★★★☆
80点





「昨日・今日・明日」の名コンビ、S・ローレン、M・マストロヤンニのメロドラマ。戦争が愛し合う2人を引き裂くという有り勝ちなテーマながら、円熟期のコンビが演じることにより思わず引き込まれる。
「ひまわり」という題名も象徴的で良い。メロドラマはラストシーンが大切だと思うがこれも期待を裏切らない。






『ゴッドファーザーPARTII』 85点

2006-03-18 11:15:07 | 外国映画 1960~79





ゴッドファーザーPARTII


1974年/アメリカ







ゴッドファーザーの生い立ちとファミリーの軌跡





プロフィール画像

shinakamさん


男性






総合★★★★★
85



ストーリー

★★★★☆
80点




キャスト

★★★★★
80点




演出

★★★★☆
85点




ビジュアル

★★★★★
85点




音楽

★★★★☆
85点





3部作のなかで最も好きな作品。マイケルがファミリーを形成していく度に、身内が減っていき孤独感が増して行く。前作で大スターとなったA・パチーノは若くして貫禄の演技。そして何より素晴らしいのは父親のビトーの若き日を哀愁たっぷりに演じたロバート・デ・ニーロだ。後に2人は「ヒート」で競演するが比べ物にならないほどこの作品のほうが存在感がある。もっともR・デ・ニーロは回想シーンの登場なので本当の競演はしていないが・・・。
ビトーが貧しいシシリー島で孤児となり単身NYへ渡り、ゴッドファーザーと呼ばれるようになった軌跡がマイケルの回想でフィードバックされている。特にお気に入りシーンはビトーがリトル・イタリアで街のボス、ファタッチを祭りの夜に抹殺するシーン。本来なら殺伐とした残酷なシーンなのに、この映画ではそれをまるっきり感じさせない。美しいミュージカルを観るようだ。