1月17日(月)雪
昨年(2010年)読んだ本を振り返り、自分なりにベスト10冊を選択してみよう
と思いつつ正月が過ぎ小正月も過ぎ、今頃になってしまいました。
でも、どの本にもそれぞれのよさがあり、簡単にはベスト10は選べません。
なので、強く印象に残った本、いいな~と思った本の一部をあげてみることに
します。
一昨年(2009年)は、小説よりもノンフィクションや翻訳小説に
素晴しい本面白い本が多かったのですが、
昨年(2010年)は、私の読んだ範囲で、日本の小説に面白いものがとても
多かったという感想が強いです。
日本の小説に面白いものが多かったので、外国小説まで手が回らなかった、と
いうことかもしれません。
「これがいい本」という基準で選んだわけではなく、
あくまでも個人的に面白かった、気になった、印象に残った、
といった気まぐれな選択方法ですが、いちおうベスト10をあげてみました。
<日本の小説>
・「神器」上・下巻 奥泉光・・・物語の迫力と不思議感に圧倒された。
+(「シューマンの指」)
・「終わらざる夏」 上・下巻 ・・・戦闘シーンが少ないのに戦争を深く語って
いて感動。
・「喜嶋先生の静かな世界」 森博嗣 ・・・とても癒され好きな一冊。
・「月桃夜」 遠田潤子 ・・・美しく悲しく切ないファンタジー
・「デンデラ」 佐藤友哉・・・決して好きな小説ではないが強烈に印象に残った。
・「サクリファイス」 近藤史恵・・・ロードレース小説でとにかく面白い。
+「エデン」
・「スギハラ・ダラー」 手島龍一・・・インテリジェンス小説の醍醐味満喫。
・「お父やんとオジさん」 伊集院静・・・朝鮮半島の戦争を知り実在した逞しい男
の生き方に感動。
・「写楽」 島田荘司・・・ 浮世絵が描かれた江戸の社会を旅しながら推理も
楽しめる。
・「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ・・・ 青春小説から一冊。
他に追加したく迷ったのが、「歌うクジラ」上・下巻。
また、映画になりそうな「小太郎の左腕」「弩」「デパートへ行こう」
ドラマ的な「キケン」「これでよろしくて?」等々 面白い小説が多かった。
<海外の小説>
・「ラスト・チャイルド」
ジョン・ハート・・・ 健気な少年の心と傷ついた大人の心が切なく迫る
サスペンス小説。
・「卵をめぐる祖父の戦争」
ディヴィド・ベニオフ ・・・ 笑うしかないような戦争の極限状態での
真剣なサバイバル劇、手に汗握る展開。
・「マラーノの武勲」
マルコス・アギニア・・・ 信仰の力は強し。そしてある意味、人間賛歌
中南米の歴史の一部を知る。
・「通訳 ダニエル・シュタイン」上・下巻
リュドミラ・ウリツカヤ・・・ 信念を持つ人間の素晴さ。
・「イタリア広場」
アントニオ・タブッキ・・・ 戦争の虚しさ、、、。
偶然だが、今回の翻訳小説は、「ラスト・チャイルド」と「マラーノの武勲」
以外は、戦争に関係したり舞台としたもので、
本当に色々考えさせられる小説ばかりだった。
これら小説が描かれるまでに、さぞかし時間とパワーが必要だっただろう
調査や資料収集、取捨選択を想像すると、そのエネルギーに圧倒される思い。
それらのエネルギーと知性が小説に凝縮していると感じた。
<ノンフィクション>
・「戦火のアフガニスタンを犬と歩く」
ローリー・スチュワート・・・ 世界を知るには歩くのが一番!
しかし、海外に出たがらない日本人にとっては
彼は変人に思えるのかな?
真の危険を知ってこそ真の旅ができるのだ。
・「奇跡の脳」
シルボルト・テイラー・・・ ほんとに脳は不思議だ!
・「日本辺境論」 内田樹・・・ 是非、一読すべし。
・「努力しない生き方」 桜井章・・・ 見習いたい。
以上、私が2010年に読んだ本を振り返ってみました。
案外、読んだ本の数が少なかったこと、小説が面白かったこと、上下巻の
頁数が多い本が多かったこと、などが去年の印象というところかな?
とにかく去年は小説を楽しみました。
今年も期待して、、、読書したいですね。
わがまま母
昨年(2010年)読んだ本を振り返り、自分なりにベスト10冊を選択してみよう
と思いつつ正月が過ぎ小正月も過ぎ、今頃になってしまいました。
でも、どの本にもそれぞれのよさがあり、簡単にはベスト10は選べません。
なので、強く印象に残った本、いいな~と思った本の一部をあげてみることに
します。
一昨年(2009年)は、小説よりもノンフィクションや翻訳小説に
素晴しい本面白い本が多かったのですが、
昨年(2010年)は、私の読んだ範囲で、日本の小説に面白いものがとても
多かったという感想が強いです。
日本の小説に面白いものが多かったので、外国小説まで手が回らなかった、と
いうことかもしれません。
「これがいい本」という基準で選んだわけではなく、
あくまでも個人的に面白かった、気になった、印象に残った、
といった気まぐれな選択方法ですが、いちおうベスト10をあげてみました。
<日本の小説>
・「神器」上・下巻 奥泉光・・・物語の迫力と不思議感に圧倒された。
+(「シューマンの指」)
・「終わらざる夏」 上・下巻 ・・・戦闘シーンが少ないのに戦争を深く語って
いて感動。
・「喜嶋先生の静かな世界」 森博嗣 ・・・とても癒され好きな一冊。
・「月桃夜」 遠田潤子 ・・・美しく悲しく切ないファンタジー
・「デンデラ」 佐藤友哉・・・決して好きな小説ではないが強烈に印象に残った。
・「サクリファイス」 近藤史恵・・・ロードレース小説でとにかく面白い。
+「エデン」
・「スギハラ・ダラー」 手島龍一・・・インテリジェンス小説の醍醐味満喫。
・「お父やんとオジさん」 伊集院静・・・朝鮮半島の戦争を知り実在した逞しい男
の生き方に感動。
・「写楽」 島田荘司・・・ 浮世絵が描かれた江戸の社会を旅しながら推理も
楽しめる。
・「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ・・・ 青春小説から一冊。
他に追加したく迷ったのが、「歌うクジラ」上・下巻。
また、映画になりそうな「小太郎の左腕」「弩」「デパートへ行こう」
ドラマ的な「キケン」「これでよろしくて?」等々 面白い小説が多かった。
<海外の小説>
・「ラスト・チャイルド」
ジョン・ハート・・・ 健気な少年の心と傷ついた大人の心が切なく迫る
サスペンス小説。
・「卵をめぐる祖父の戦争」
ディヴィド・ベニオフ ・・・ 笑うしかないような戦争の極限状態での
真剣なサバイバル劇、手に汗握る展開。
・「マラーノの武勲」
マルコス・アギニア・・・ 信仰の力は強し。そしてある意味、人間賛歌
中南米の歴史の一部を知る。
・「通訳 ダニエル・シュタイン」上・下巻
リュドミラ・ウリツカヤ・・・ 信念を持つ人間の素晴さ。
・「イタリア広場」
アントニオ・タブッキ・・・ 戦争の虚しさ、、、。
偶然だが、今回の翻訳小説は、「ラスト・チャイルド」と「マラーノの武勲」
以外は、戦争に関係したり舞台としたもので、
本当に色々考えさせられる小説ばかりだった。
これら小説が描かれるまでに、さぞかし時間とパワーが必要だっただろう
調査や資料収集、取捨選択を想像すると、そのエネルギーに圧倒される思い。
それらのエネルギーと知性が小説に凝縮していると感じた。
<ノンフィクション>
・「戦火のアフガニスタンを犬と歩く」
ローリー・スチュワート・・・ 世界を知るには歩くのが一番!
しかし、海外に出たがらない日本人にとっては
彼は変人に思えるのかな?
真の危険を知ってこそ真の旅ができるのだ。
・「奇跡の脳」
シルボルト・テイラー・・・ ほんとに脳は不思議だ!
・「日本辺境論」 内田樹・・・ 是非、一読すべし。
・「努力しない生き方」 桜井章・・・ 見習いたい。
以上、私が2010年に読んだ本を振り返ってみました。
案外、読んだ本の数が少なかったこと、小説が面白かったこと、上下巻の
頁数が多い本が多かったこと、などが去年の印象というところかな?
とにかく去年は小説を楽しみました。
今年も期待して、、、読書したいですね。
わがまま母