遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

写楽 

2011年01月05日 11時13分22秒 | 読書
     写楽  
        閉じた国の幻       島田荘司(著)2010年6月発行

  
  江戸期の謎の浮世絵師『写楽』の正体に迫る仮説の長編小説。
  写楽別人説が、論文ではなく小説という形をとり物語となっているので
  説の正当性は別としても、素人にも非常に興味深く面白く読むことが出来た。

  主人公である現代の浮世絵研究者「佐藤」が『写楽』の謎を解明していく過程や
  佐藤の実生活、彼を取り巻く環境を描いている“現代編”と
  「写楽」が存在した時代の江戸の風物、浮世絵の世界、浮世絵に関わる人々、
  江戸の社会、文化などを活き活きと描いた“江戸編”から成る。
  今の日本の社会、家族を極めてリアルに描く現代編と江戸に身をおいているような
  感覚が味わえる江戸編、この二つが交差しながら話がすすんでいく小説の構成。
  特に、江戸編が凄い魅力的で、ワクワクしながら読んだ。
  写楽の存在した寛政年間の時代を綿密に調査、江戸期古文書、オランダの資料等々
  の証左などの苦労を思うと、大変な力作だ。

  真にこの説が証明できたなら、本当に世界を震撼させることになるのだろうな~。
  700ページ近い大作で、前半、多少説明が繰り返されくどいかな、
  と思うところもあったが、中盤から後半はスピード感もでて一気に読ませる。
  『写楽』や浮世絵を愛する人にはうれしい一冊だろう。

    わがまま母
  
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寒いです

2011年01月05日 07時56分48秒 | 雑記
今朝の東京は晴れています。
屋外は故郷の方が寒いのですが、屋内は東京の方が寒いです。
朝晩の寒さが半端ない…

そんな寒さに負けず今朝もお弁当を詰めましたよ~。
今日はご飯は別添えです。
ご飯、お弁当箱に合わせたサイズで冷凍したつもりだったのですが、
凍ったら膨張してしまったのかお弁当箱に収まりませんでした…
次はもう少し小さく包んで冷凍してみます。
(子)
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