小説フランス革命 Ⅰ
「革命のライオン」 佐藤賢一(著)2008年11月発行
西洋史が好きな私としては、佐藤氏の小説は楽しみにしています。
これまで『王妃の離婚』『傭兵ピエール』『双頭の鷲』『カルチェ・ラタン』
『オクシタニア』・・・などなどフランス革命前後の著作は、いずれも
迫力満点でした。
『革命のライオン』は、そんな佐藤氏が「フランス革命」と真正面から取り
組み勝負している感のある『小説フランス革命』シリーズの第一巻です。
今回、第二巻『バスティーユの陥落』と同時に発行されました。
この第一巻では、革命にいたる直前、フランス社会の閉塞感や、息詰まった
雰囲気のなかにあってもなおノンビリしているルイ16世の態度との対比など
が描かれています。
主に、全国三部会召集をメインに、第三身分(平民代表)の代表人物として
「ミラボー」「ロベスピエール」「デムーラン」を描き、特に「ミラボー」を
魅力的な人物として書いています。
第一巻では、「ミラボー」に著者の思い入れを感じました。
歴史小説なので、歴史書よりも気楽に楽しめるのですが、最近は、
佐藤作品にある独特の言い回しが、気になるようになり困っています。
『カエサルを撃て』あたりから、なんだか気になり始め、素直に楽しめなく
なってしまいました。
そうは言っても、一人で『フランス革命』シリーズを書き続けるという事は
物凄いエネルギーが必要だと思います。
しがない読者ではありますが、応援の意味でも、なんとか読み続けていこう
とは思っています。
わがまま母
「革命のライオン」 佐藤賢一(著)2008年11月発行
西洋史が好きな私としては、佐藤氏の小説は楽しみにしています。
これまで『王妃の離婚』『傭兵ピエール』『双頭の鷲』『カルチェ・ラタン』
『オクシタニア』・・・などなどフランス革命前後の著作は、いずれも
迫力満点でした。
『革命のライオン』は、そんな佐藤氏が「フランス革命」と真正面から取り
組み勝負している感のある『小説フランス革命』シリーズの第一巻です。
今回、第二巻『バスティーユの陥落』と同時に発行されました。
この第一巻では、革命にいたる直前、フランス社会の閉塞感や、息詰まった
雰囲気のなかにあってもなおノンビリしているルイ16世の態度との対比など
が描かれています。
主に、全国三部会召集をメインに、第三身分(平民代表)の代表人物として
「ミラボー」「ロベスピエール」「デムーラン」を描き、特に「ミラボー」を
魅力的な人物として書いています。
第一巻では、「ミラボー」に著者の思い入れを感じました。
歴史小説なので、歴史書よりも気楽に楽しめるのですが、最近は、
佐藤作品にある独特の言い回しが、気になるようになり困っています。
『カエサルを撃て』あたりから、なんだか気になり始め、素直に楽しめなく
なってしまいました。
そうは言っても、一人で『フランス革命』シリーズを書き続けるという事は
物凄いエネルギーが必要だと思います。
しがない読者ではありますが、応援の意味でも、なんとか読み続けていこう
とは思っています。
わがまま母