できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

9月4日付け投稿(転載その9)

2006-09-20 08:35:44 | 過去の記事の転載

そろそろ、ほかの用事があれこれ片付いてきたので、例の大阪市立青少年会館の件で、大阪市役所への「質問・意見」等を再開します。

さて、今日のタイトルのところにも書いたとおり、私はこれまで、例えば大阪市の青少年会館や、そこからの市職員の引き上げ等を決めた「地対財特法期限後の事業等の調査・監理委員会」(以後「監理委員会」と称する)に関する質問・意見等については、基本的には、大阪市役所の各部局のホームページから入手できる情報と、市役所ホームページの「市民の声」コーナーで送った私の質問・意見等に対する、市役所側からの回答をもとにしてつくってきました。また、今後も、質問・意見等を出すにあたっては、この方法で基本的にはいこうと思っています。

ということは、ほかの「市民」であっても、地方自治体の施策にちょっとした問題意識や関心さえあれば、この程度の情報は大阪市役所に限らず、全国各地の地方自治体のホームページから入手して、質問・意見等を述べることができるわけです。

そして、こういう質問・意見等に対して、どれだけ誠実に地方自治体の行政当局が返答してくるか。また、その返答の中身がどれだけ妥当性をもつのか。ここを問うていけば、その地方自治体の行政当局の基本姿勢や、施策立案の力なども見えてきます。

ということで、この日記帳ブログを、もしも大阪市の青少年会館に対する監理委員会の出した結論に納得のいかない方が見ていたら、この方法、一度、試してみてください。

<以下、大阪市役所ホームページ「市民の声」コーナーから送った内容>

前略、これまでも都合3回、「大阪市地対財特法期限後の事業等の調査・監理委員会」(以後「監理委員会」と略)の在り方に対して、私はこの「市民の声」を使って質問をさせていただき、大阪市市民局及び市教委からのお返事をいただきました。その節は大変お世話になりました。また、先月31日に監理委員会が出した青少年会館からの市職員引き上げ、設置条例の廃止等の方針については、すでに9月1日付で、私は同じ「市民の声」を使って、反対の意志表示をさせていただいております。
 そのことを前提として、私は今後、監理委員会の審議プロセスについて、現在、大阪市役所がホームページ上で公表している情報及びこの「市民の声」からの回答をもとにしつつ、検討をさせていただきたいと考えております。つきましては今後、何度か続いて、この「市民の声」から質問・意見等を述べさせていただくことになりますが、どうぞよろしくお取り計らい願います。また、私からの質問・意見等や、大阪市役所からの回答の概要については、これまでと同様、私の下記の日記帳ブログに掲載させていただきますので、その旨、ご了解ください。(http://tsuyokun.blog.ocn.ne.jp/nikkicho/
 さて、さっそくですが、まず1つめの質問をさせてください。今回の質問事項は2点あります。
 まず第一点。そもそも、この監理委員会の外部委員の人選は、大阪市役所の誰が、どのような基準で行ったのでしょうか。ちなみに、「監理委員会」の要綱第3条には、外部委員は「弁護士などの有識者のうちから市長が委嘱する者」とあります。しかし、弁護士といってもたくさんの人がいますし、「有識者」となると、もっと該当者がたくさんいます。また、「市長が委嘱」といっても、市長がだれかれなしに委嘱したのではなく、例えば、すでに大阪市政について何らかの形でかかわりの深い方を人選されたとか、市役所内のある部局からの進言にもとづいて人選されたのではないかと思われます。そこで私としては今回、この「監理委員会」の要綱を丸写しの返答から、さらに一歩、内情に踏み込んだ返答をいただきたいと思います。
 第二点。いつも不思議に思うのは、市民局のホームページからこの監理委員会のページにアクセスすると、経営企画室のホームページ内にあるこの監理委員会のページにたどりつきます。上述の「監理委員会」要綱第6条からすると、監理委員会の庶務は「市民局市民部及び経営企画室」が担当することとなっているので、それはそれでいいのです。でも、実際のところ、市民局と経営企画室の間で、監理委員会の事務処理はどのように分担されていたのでしょうか。この点について、第一点と同じく、要綱丸写しではない、内情にふみこんだ返答をいただきたいと思います。
 ちなみに、上記2点の程度のことであれば、私としては「個別事業にかかる特定の事業者や個人に関する事項」など、監理委員会での会議内容の「非公開」の対象にはあたらないと思われます。以上、いろいろとご面倒をおかけして申し訳ありませんが、まずは1つめの質問への返答、どうぞよろしくお願いいたします。草々

<追記> アクセス解析によると、あるサイトからここへリンクを経由して出てこられた方がいるようですが、そのサイトを運営されている方と私とでは、ずいぶん、立場がちがいます。その点、お断りしておきます。ちなみに、そのサイトの運営者の方は、今年5月ごろ「これこそ公平・中立の立場」と私のことを持ち上げておりました。このことも、あわせてお伝えしておきます。ところで、そのサイト運営者の方、あのとき「公正・中立」と私を持ち上げた、あのコメントについて、今、どう考えているんでしょうね?(笑)

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