7月18日(土)
梅雨空が続いております。
時折ザッ~と降ったりやんだりですが、自宅でのお稽古でした。
床の間
床の間飾りは、句仏上人の「勿体なや 祖師は 紙衣の九十年」という有名な俳句です。
まだ若かった30代の頃、骨董屋さんにボロボロ状態で転がっておりましたので、ただ同然で買って来たという思い出があります。
花
花は、ヒオウギスイセン一種です。
この花は、他の花と混ぜて生けるにはちょっと難しいので、一種生けにしてみました。
子供のころから庭に咲いていた花で、親たちは「ヒオウギ」と言っておりましたので、今頃になってスイセンが付いていることを知りました。
お菓子
お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は、「若楓」だと言っておりました。
常々、お菓子屋さんは、「お使いになる時に、銘は変えてください」と言っておりますが、今まで変えて使ったことはないなぁ・・・
一服
いつもの通り、一週間の終わりです。
お菓子を頂き、お茶に感謝しながらゆっくりと頂きました。
今日は涼しいくらいでしたので、萩のお茶碗です。
軸
東本願寺二十三代法主大谷光演上人。明治から大正にかけて仏教界は元より、俳句でも大きな功績を残しております。
特に、この句は有名で、親鸞聖人の足跡をたどると、あちこちのお寺さんに、この句碑が建っております。
画は、網代笠に杖が描かれておりますが、親鸞聖人がご苦労なさりながら旅を続けておりましたので、笠と杖で表しているのではないかと思っております。