昨日のデュオコンサートは、美しい繊細な響きからの始まり、ホールが優しさに包まれました。
リラハープの弦は、指が当る位置、角度、強さによって音色は変わります。
それは曲想によって響きを変えることも可能です。
私が最初にレッスンを受けたジャズベースでは、テンポをリードする力強い音を出すことを意識して弾きました。
昨日は、このデュオにコントラバスの音が入ったらと、さらに夢はふくらみました。
今日、千葉県習志野市谷津のAtelier Musicaでリラハープ2台のコンサートが行われました。
１時間にわたる熱演でした。
私も、リラハープ製作のいきさつをお話しさせて頂きました。
詳しくは、後日ご紹介させて頂きます。
これまでもリラ工房の近くにお住まいの方のレッスンを、時々行っていましたが、館林市に移転してからは、一度も実現しませんでした。
リラ工房は、東北道と関越道インターの中間点にあり、それを利用して工房に来てくれました。
最初の受講者に、教則本の最初のレッスンをさせて頂きました。
とても意欲的な方なので、きっと、素敵なリラ奏者になってくれると思います。
（写真は、大好きな盛岡劇場の口上です）
リラハープは、単音も和音も鳴らすことができますが、ピアノのように左手で伴奏、右手でメロディーというような弾き方はできません。
一方、ピアノが単音だけで演奏することは極めてまれですが、リラハープではシングルトーンで一曲奏でることもあります。
どちらも弦は開放弦（フレットがない）ですが、ピアノは弦の一点を決められた角度でハンマーで打ち響かせます。
一方、リラは指で弦をはじき、指の角度も強弱も一定ではないので、音色に違いが出やすく、よく聴くと分かります。
リラハープの方が演奏者の音色という意味では個性が出やすいと思います。
（写真は、リラ旅行・冬の会津若松市）
私の音楽体験は、ウクレレ、ギターから始まり、途中いろいろありましたが、今はまた弦楽器・リラハープに行きつきました。
日々、少し弾いていますが、ここに至るのが運命のように感じています。
そして、リラハープは、どこでも弾ける楽器です。
単音も和音も響かせ、ほとんどの音楽ジャンルに対応できます。
さらに、ひとりぼっちでリラを弾けば、子供のころからの思い出や、心に染みる出来事も情緒的によみがえります。
（写真は、米軍・岩国基地内のクラブでベースを弾いてた時のプログラム）
昔、弾いていて今弾いてない人、これから弾く人、あきらめかけてる人、いつか弾こうと思ってる人、、、
そんな人にもお勧めなのは、１日１曲運動です。
これなら、忙しい人、元気のない人、きっかけがつかめない人、、、大丈夫です。
最初は１日１曲で良いんです。もっと弾きたくなったら２曲弾きましょう。
これが続けられたら、演奏家への道が見えてきます。
私もやってます。
（写真は、ドン・キホーテ像の前）
新田次郎の山岳小説を読んでいます。
作者の文の力もさることながら、主人公・加藤文太郎の生き方に驚き共感しています。
偉人と言われる歴史上の音楽家の中にも、彼と似た信念で生きた孤高の人もいたかもしれません。
この小説にふさわしいオーケストラ曲はあるでしょうか？
あったら教えてください。聴きたいです。
自宅の一室をピアノ教室にしていた頃、夜弾くことはありませんでした。
リラハープを弾くようになってからは、昼も夜も弾いています。
さらに、旅行の時もホテルの一室で弾いています。
その他、飛行場の待合室、公園、などでも弾いていますが苦情がくることはありません。
でも、一台のリラハープで音楽教室くらいの広さなら、マイクなしても聴いて頂ける音量です。
これは、単に音の大きさだけではなく、リラハープの音質の特徴と思いますが、今のところ、私の体験からの印象です。
今月19日が敬老の日です。
この日、リラハープのデュオコンサートが開催されます。
たて琴リラの製作から16年、だんだん、私も祝って頂ける年齢になり感慨深いものがあります。
そして、このコンサートで私も楽器職人として、お話をするように依頼されました。
私にとっても記念の日になりそうです。
2016年以前のリラハープ（25弦リラ）をお持ちの方は、「点検・調律・調整」をお勧めします。
日々弾いて頂いてる方は、弦の交換も含めて、一度工房で診させて頂ければ幸いです。
現在の、「25弦リラ・やすらぎ」「28弦リラ・情熱」は部品など変わっています。
そのためパーツの交換も必要になるかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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