角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

草履分布。

2006年10月10日 | 実演日記
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ22.0cm〔3000円〕
「紺地にうさぎ」の新登場です。まずは緒をエンジにしましたが、次回は黄色を合わせて「月見うさぎ」を作るつもりです。
季節柄うさぎプリントが良いと思い購入しましたが、巻かれるとうさぎの数が減ってしまいました。草履に「環境破壊」は似合いませんが‥。

秋のイベント紹介第二弾は「仙北市産業祭」、会期は10月28日(土)・29日(日)の二日間です。
昨年から自治体名が仙北市となり、旧三か町村合同で開かれています。会場は、旧三か町村のほぼ中間地点、神代地区です。
昨年は草履実演で私も参加しましたが、今年は三女の小学校の学習発表会と重なってしまい、熟慮の末に小学校を取りました。娘の学校行事に協力できるのもあと一年半、ここはご理解を賜りたいところです。
所属する角館あきんど塾は今年も参加します。会員の中から、果物店・種苗店・ファーストフード店が出店参加し、イベントとしてハロウィンに因んだ「かぼちゃの顔つくり」をします。「かぼちゃの顔」、名前はなんと言いましたかね?

今日も気持ちの良い秋晴れでした。気温も上がり、なにをするにも爽快感があります。もっとも三連休が終わったばかりですから、どうひいきめに見ても大勢のお客様とは言えません。

今さらですが、角館には全国からお客様がお越しになります。したがって、私の草履もお陰さまで全国へと散らばっているわけです。では、どの地域あるいは市町村が多いのか、なにげに考えてみました。
まず市町村別ですと、おそらく「秋田市」がトップではないかと思います。次いで「仙台市」「盛岡市」と続く気がします。特に盛岡市は、ご家族で揃えたいとおっしゃる方がとても多いです。
上位三つの市は、角館にほど近く人口も多い地区ですから、いわば角館の“常連さん”なんだと思います。

全国の地域別に考えてみますと、上位三つの東北地区に拮抗しているのが関東地区です。やはり国内トップの人口密度ですから、角館にお出でになる全体数からも、かなりのシェアと思います。東京・神奈川・千葉・埼玉、ご注文書にいつもある都道府県名です。

東海地区ではやはり「名古屋市」がダントツです。中国地区は少なく、四国地区はさらに少ないです。案外多いのが九州、中でも福岡市のお客様は草履に関心が高いと思います。
そして忘れてならないのが「北海道」。道南・道東・道北、道内すべての地域に私の草履が行きました。これからお作りするご注文書にも、北海道のお客様が何人もいます。

今日お越しの北海道北広島市からのご夫婦、ご両親へお土産にオーダーくださいました。
『北海道にはずいぶん草履がお世話になってるんですヨ、北海道の人は草履好きが多いんですかねっ』と言うと、『珍しいものが好きなのかなぁ、北海道は文化が乏しいですからねぇ‥』。

確かに歴史の観点から言えば、北海道は新しい地域です。新しい故に、「新しいもの」に関心が高いのかも知れませんね。大自然が似合う北海道に草履、なかなかベストマッチじゃないですかね。
「北海道の布巻草履」、もし誰かやりたい人がおりましたら、今がチャンスかも知れませんゾ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする