「デルモホセカ」 尼崎・街中で (12-4-30)
唱歌の学校に授業が終わって、玄関先に出た。ドアのガラスの向こうは夕暮れ
のように真っ暗でした。ドアを開けたとたんに、稲光、そして雷鳴。「えらいこっち
ゃ! 早よ帰らな、大雨かも」私は大急ぎで駅に向かいました。
ピカ!ゴロゴロは続いています。雨もパラパラ降り始めました。傘を差そうかど
うか迷っていました。雷さんは傘が大好き、傘に落ちると言う話を思い出したか
らでした。「黒焼きになるの嫌やな~」と思ったからです。
立花に着いてからは、傘無しで歩けないぐらい降り出しました。家までの間は
高層住宅も多いし、待っているのも嫌やし、と傘をさして歩き始めました。相
当降った後らしく、アスファルトの表面に水溜りが出来ていました。小走りで
帰宅しました。
真夏の方程式 東野圭吾
この本は作家の「ガリレオシリーズ」と言うシリーズ物の一つのようです。物理
学者の湯川が事件に首を突っ込むことから、こんな名前が付いているのでしょ
うか?
主人公は物理学者の湯川と事件のあった宿(緑岩荘)の女主人の甥っ子、恭
平。そしてその宿の主人夫婦(重治、節子)と一人娘(成美)と他に警視庁の
刑事、地元玻璃(はり)警察の刑事と多い。
美しい海の景色を観光の目玉としている、玻璃ケ浦で、緑岩荘に泊まっていた
男(塚原)が変死体で発見された。当時は単純な事故死と思われていたのが、
湯川の勘で、塚原が何の為に、玻璃ケ浦に来たのか、事故ではないと思われ
て、調べているうちに16年前の事件とのつながりが、浮かんでくる。
元刑事の塚原正次と彼が捕えて刑を終えて出獄してきた、末期ガン患者である
仙波。まだまだ登場人物は多いのですが、7人が絡み合って、犯人か?と思え
ばどんでん返し、その犯人の、どんでん返し、結局は故意ではなく、犯人は知
らぬ間に、死にいたる過程を作ってしまった。と言う、ややこしいややこしいお話
です。
恭平は小学5年生。両親が多忙な為に、夏休みを親戚の緑岩荘で過ごしている。
湯川は電車の中で恭平に出会って、この宿に泊まることにした。そんなこんなで
湯川が恭平の夏休みの宿題を手伝う。その数学の方程式がこの本の題名になっ
ている。
話は飛びますが、湯川の友人の草薙(大学の同級生であり、警視庁捜査一課
所属)の車が「スカイライン」と出てきたので、過っての我愛車も「スカイライン」
だった事で、我家の愛車(スカイライン)、乗りも乗ったり30万キロ以上、思い出
の一杯詰まったドライヴ旅行を思い出しました。運転が面白くて、主人とハンドル
を取り合うようにして行ったドライブ旅行、日帰りを含めれば100回はゆうに越
えていると思います。次々と思い出がよみがえりました。主人も今年免許書を返
します。私も3年前に返しました。遥かな思い出です。
そのつどの決着は理解できるのですが、なんとも早、ややこしいお話でした。
謎解きのお話ですから、この辺で終わったほうが良いかな~? と纏め切れな
いお話にピリョウド。