ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

僕の死に方

2013年06月11日 | 読みました

  「西洋オダマキ」   この色はここ1箇所だけに咲きます 種が飛んできたのかしら   (13-5-10)




今日は主人の衣類の整理をしました。もうきることのなくなった、背広、お勤め
を共にした背広やブレザー、喜びも、苦しみも、全て知っているであろう背広
達、もう二度と手を通すことはないと、廃棄することにしました。そのためには
本人の承認が要るので、共同作業でした。押入れのケースがあらかた空にな
りました。

午後からは、又写真の整理です。何十年も前に着ていた服を、私は今でも着
ているのは驚きです。そして、ワンピースやスカート、セーターは全てハンドメ
イド。ブラウスだけですね、買っていたのは。一杯の思い出を持っている、ワ
ンピースですが、もう身につけることはないでしょう。次はそれらを処分する
つもりです。


   僕に死に方 (エンディングダイアリー500日)   金子哲雄

テレビでなんどか偶然にお見かけしただけで、人気者だと言うことはしってい
ましたが、41歳こんなに若くして、無くなったとは知りませんでした。「死に方
って?」と言う気持ちで借りました。

2010年の秋から、咳に悩まされていたと言う。そして次第に顔もむくんでき
て、明石家さんまさんが「むくみマン」と呼んでいたらしい。2011年検査に行
ったクリニックで「末期の肺がん」と告げられ、その日から闘病生活が始まる。

スーパーの肉の値段を見れば、その肉のトップとボトムの値段ををチェックす
ると、その付近に住んでいる人の生活範囲がわかると言う。鶏肉や豚肉は、
地方差があまり無いそうです。

又、刺身3点盛り398円と言うのが、スーパー側と大衆の絶妙な価格設定だ
そうです。3点盛りというのは色んな分野でもあるという。例えば週刊誌、35
0円と言う値段の中に芸能、事件ニュース、生活実用…、こうした3点をバラン
スよく盛り込めているかどうかで、その雑誌のお買い得感がきまるそうだ。

6月初頭にがんの可能性を指摘された後、真言宗の総本山にある高野山大
学大学院の通信教育課程を受験し合格した。やはり死にたくない、死ぬのが
怖い、だから大学院に通って、死生観を学ぼうと思ったそうです。仕事が忙し
すぎて学ことはかなわなかったけれど、ここで「戒名」を付けてもらったそう
です。

在宅終末医療を選択して、奥さんも仕事をやめて、介護に専念してもらう。勿
論痩せる、酸素吸入器、持参ではテレビに出られなくなった。息苦しさにラジ
オもやめて、しかし書くことだけは続けたけれども、それも、締め切りと言う
限度が在るため、1っのみを残して、やめざるを得なくなった。

周りには「がん」をひたかくしにしていたために、うそを付かなければならなか
ったり、不義理をした。その人たちにせめてものお詫びのためにも「闘病顛末
記」を書き残そうと思った。そして、書き終えた1日後に彼は死ぬ。

「肺カルチノイド」と言う珍しい病名を知ってもらうのも、この本を出す、一つの
理由だそうです。

最後の仕事として、遺産整理、葬式全般仕様を自分で決めていかれたそうです。

「流通ジャーナリスト」と言う今まで無かったジャンルを興し、初めて、聞いた時
には「へ~、面白い人が出てきたな~」と思った事を思い出しました。今は後を
ついで、大勢の人が現れています。金子さんが作った?職業は、これから益々、
私たち主婦の友として活躍されるでしょう。


     同じ「西洋オダマキ」でも 時間帯によって色が変わって見える   (13-5-9)
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