ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

K (けい)

2012年08月16日 | 読みました

  「八重のベコニア」 花は1cmほどです だから私のカメラでは とても撮りにくいのです(12-7-7)




今年は、なんと各地で集中豪雨の被害の多い年でしょうか、過ってないほどの
数だと思いますよ。地球温暖化? それとも何か? 明日はわが身かと少し怯
えを感じます。

「蚊」がいませんね。私はいつも朝の水撒きで10や20かまれるので、『キンカン』
を買って準備していますのに、咬まれないのですよ。咬まれても1つか2つな
んです。

『ゴキブリ』も見ませんね。その代わり『蟻』が沢山います。大きいのから、小さい
のまで、一杯います。朝からせわしなく動き回っています。何処かに大きな巣
があるのかもしれませんが、庭があり、木や草を育てている限り仕方がないと
あきらめてはいますが…。



     K       三木 卓

この作家のものを読むのは初めてですが、9つも10も色んな賞を取っておら
れるのです。何より気になったのが、同じ1935年生まれだと言うことです。
この奥さんを通してのこの人の歩んだ年代が、私自身と重なるのに興味を覚
えました。

「K」とは奥さんの頭文字だそうです。Kさんも性格的に暗い方(幼児の環境
をそのまま引きずって)だから仕方がないのですが、暗い感じの文章だと思い
つつ読みました。

「三木」と言う字から、中学時代のクラスメートを思い出しました。彼はあいしん
寮という、戦災孤児の家?から通学していたのですが、中学2年のときに母親
に引き取られて、「三木(兵庫県の地名)」に転校していきました。その時、私に
手紙をくれました。手紙には「自分は母親に引き取られて三木に行く。自分は作
家になりたいので、いつかなるだろう。名前を見つけたら自分だと思って、喜ん
で欲しい」と書いてありました。彼の苗字は。たしか「尾崎」と言ったと思いま
す。名前の方は忘れました。作家になった様子はないようです。

作家ご本人は小説を書いたり、作詩したりの生活ですが、奥さんはその生活に
対抗心がおありのようです。

[K]さんも34歳の時第一詩集「優しい大工」と言う詩集を自費出版で出し
ました。

夫の評としては「どちらかと言うと良質ではあるが、次々とこれからの作品の
展開を予感させると言うものではなかった。目下の失業者である夫に強制して
出させるという必然性は、あまり感じられなかった」と書き、しかし彼は[K]本人
には詩集を褒めまくったと言のです。

『彼女が死んだ時、彼女の全作品を集めた「福井桂子全詩集」を著作権保持
者である娘の冨田真帆とともに出した。 それは600ページもある箱入りの詩
集で、評判が良く、320部はあっという間に消えた。これは彼女に詩友のお陰
である』と記されています。

本文の中に[k]の一編の詩が載っていたが、私には理解できないものでした。
暗いな~と言う感じでした。

[K]は病気にかかったときだけは、夫として付き添うように作者を呼び出す。
しかし、普段は[K]は娘と二人暮らし、はじき出された作者もそのほうが一
人気楽でいいと一人暮らしをしている。それにしても夫婦の形は色々あるもの
ですね~。
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