こんな綺麗な雲がぽっかり浮かんでいました (14―12―5)
12月9日(火)あべのハルカス美術館に行ってきました。ここにくるのは2度目
です。12月とあって、ロビーはクリスマスの装飾で綺麗に飾られていました。
「新印象派」という言葉に二の足を踏んでいました。「何だか難しそう!」「わかる
のかな~?」って。でも思い切って行って見ました。行ってよかった、「喰わず嫌
い」にならなくてよかった。という感想です。
一口に言えば、絵の具を「塗る」のではなくて「絵の具」を筆先で「点」で描くとい
うことです。
「点描」というそうです。「塗る」より、明るい絵になるそうです。でも随分根気のい
る方法です。一筆刷くとします、その一度の部分を「筆先の点」で埋めていくので
す。
何度も何度も、身を乗り出して、見つめましたが、本当に、気の遠くなるような作
業です。影を造るのには、またそれなりの色の点を並べるわけです。
パレットの上で絵の具を混ぜるのではなく、短い筆触で絵の具を混ざり合わ
せて知覚させる(くすみのない色彩を作り出そうとした)
と説明がありましたよ。
下は私が一番感心し、好きだった絵です。紫一色と言ってもいい服の「濃淡」は
筆先一本に掛かっているわけです。其の「紫色の点々の濃淡」はため息が出るほ
どの数でした。