ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

本 「デンデラ」

2011年08月24日 | 読みました

          「けいとう」  武庫之荘の小学校の外回りで…   (11-8-24)

              

           沢山の花の中で1本 ↑ 色の違うもの ↓ 形の違うものがありました


紳助さんの突然の引退には驚きました。特別にファンであるということは無い
し、テレビもたまに見るぐらいでしたが、「何でも鑑定団」が面白いと思って、今
月から録画を始めたばっかりなんです。先週分はまだ見ていませんが、このプ
ログラムの最後の録画を見ることになろうとは…。

口は悪いが、人情味のある、世話焼きで、恩を忘れない人では無いかというの
が、私の感じ方でした。

苦しい時に助けてくれた、その恩を忘れなかった。その相手が世間に受け入れ
られない世界の人であったとしても、人間的には、恩に感じて当たり前だと思う
のですが、その「恩を忘れない」と言うことが、仇になったのが、今回のできご
とかな? と感じています。

東京と大阪に割烹料理店を開いたそうですが、美味しいと評判でした。いきた
いと思っても、中々予約が取れないという話も聞いていました。多角経営者と
も聞いています。まだまだ若い、違った道で成功される事を祈っています。


           「デンデラ」       佐藤 友哉

映画「デンデラ」を見たときに、本を読んでみたいと思いました。早速図書館
で調べましたら、ありましたので申し込みました。一度は借りて期限切れで
返し、再度申し込んで今回読みきりました。

面白かったです。熊に襲われて食い殺されたり、内輪もめで殺されたりと、人
の死が一杯出てくる本ですのに、面白いという言葉は当てはまらないのかも
知れませんが、とにかく、分厚い本を一気に読みあげました。

書き方でそう感じるのでしょうか、凄惨な場面に来ても、す~っと読み通せま
した。何なんでしょうね。

読みながら映画の場面を思い起こしました。本の方は2部に分かれていまし
て、細かい字の長編です。結末が映画とは違います。

登場人物がフルネームで書かれていました。本の中でお互いに呼びかけるの
もフルネームです、これが無ければ、数10ページ少ないかもね? と思うほど
のものです。

登場人物が50人居ます。見開きページに名と年齢が書かれています。これは
助かりました。時々役立てましたから。

楢山節考のように、70になったら「お山」に捨てられます。山奥で死を待つよ
り、生きる事を選んで「三ッ屋メイ」が捨てられた老婆を助けて、仲間を増やし、
1グループを造る、この本の主人公「斉藤カユ」が50人目の人だった。
この集団の名が「デンデラ」です。

ただ本を読めば「デンデラ」の意味が分かるかな~と思ったのですが、見当た
りませんでした。意味は無く、ただそう名付けただけなのでしょうか?

登場人物の「村」での生活、過去の生活が出てきますから、映画より人物の設
定が良く分かります。

「ヒグマ」と言う字を「羆(ひぐま)」と書いていました。ですから、私は終わり
まで「クマ」と読んでいました。何時もの事ながら、知らないことのなんと多いこ
とでしょう。

所々に「ヒグマ」の側から、書かれた部分があるのですが、人間の事を「2本足
」と呼んでいました。

50人居た仲間が病か、ヒグマに殺され、6人になるまで、そして村を離れる時
は3人に、最後に残った一人は主人公ではありません。そのような終わり方をす
る小説でした。

事件としては、食中毒で死にいたるか、ヒグマに殺されるか2種類なのですが、
その場の描写を変え、読者を厭きさせないような書きかたは、やはり力量があ
るということでしょうか?   



 これ何? 始めてみたよ 尻尾が蛇の模様のようで気持ちが悪い 3cmほどの虫です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする