広島平和記念資料館を後にして、今回は「広島県立美術館」に歩いて向かい
ました。2~30分も歩いたでしょうか、広島城を通り過ぎて、やっとたどり着い
た美術館は「えらい小さな美術館やね!」と言ったのですが、それは間違って
いました。間口は狭いのですが、奥行きが広いのです。
ロビーにはいた時、大きなガラス窓の先に美しい庭園の一部が見えました。
「もしかして縮景園?」とひらめいたのですが、「アタリ!!」でした。本当なら、
見たいのですが、この暑さでは庭を散策する気にはなりませんでした。美術
館から広島駅に歩く時、門前を通ったのですが、開門していたのですが、守衛
さんが立っていました。
良く歩きましたよ、帰宅して、万歩計を見ますと、なんと!2万歩を指していま
した。
広島駅のお好み焼きの有名店にいきました。折角だから「広島焼き」を食べよ
うと思っていきました。沢山の人が並んでいました。この度の席がカウンター
だったものですから、作り方をじっくり拝見。関西のお好み焼きとは似て非な
るものと思いました。
メリケン粉はキャベツやもやしを載せるだけのうすーく伸ばした部分だけです。
しばらくしたら、中央を開けて、あらかじめ火を通した(注文したエビとかイカ
とか)を入れます。そしてひっくり返して、ぎゅ~っとテコで押さえつけます。火
が通ったのを見定めてひっくり返し、二つ折りにして出来上がりです。
関西のお好みやきは、決して押さえつけませんし、野菜と粉は初めから混ぜて
あります。どちらが美味しいという問題ではなく、私にすれば、広島焼きは野菜
炒めを食べている感じです。形も広島はオムレツ型の半円形、関西は丸型です。
やっぱりなじんだ関西のお好み焼きが好きですし、広島焼きは「関西のお好み
焼き」とは別物でした。
お腹がいっぱいになったので、今度は「広島近代美術館に行きました。ここは
去年もいったのですが、今年は「オノ・ヨーコ」受賞作品展が展示されている
というので見に行きました。
作品と言っても、それは物語性があり、13のパートに分かれておりました、
「書」あり「アクリル作品」あり、これでもかこれでもかと、違った面から「広島原
爆への思い」を表現しています。真っ暗な部屋で足元もおぼつかなく目を凝らし
て進みますと、突然閃光が走ったりと、又、人々の参加部分があったりと、その
私には考えられない展開に圧倒されました。
数え切れない「白い鶴」があちこちで足元を覆います。初めから圧倒されっぱ
なしです。何しろ展示物が生きているという感じです。一見の価値ありです。
お薦めです。
ありがたいことに2つの美術館とも65歳以上は無料でした。
別の展示では「岡本太郎」さんの彫刻の展示もありました。 お・ま・け!
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