緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ブローオフバルブ交換(3)

2018-06-23 21:33:28 | 
社外品のブローオフバルブが、固定板から外れて、筐体の一部がエアコンの配管と接触していることに気付いた。
接触部の筐体の隙間からブローバイが漏れて配管を汚していた。
固定金具から外れていたのはかなり以前からで、メーカーの不具合と思われる。
ゴムで振動を吸収する構造になっているが、そのゴムが経年劣化すると固定金具から簡単に外れてしまう設計になっていたからだ。
やむを得ず針金で応急的に固定していたが、針金が振動で切れてしまっていた。

社外品はSUS製だが、ブローオフバルブで筐体をSUSにする必要性があるのだろうか。
熱の影響を受けたり強度を要する場所に取り付けられているわけではない。
過剰品質だと思う。付加価値を付けて見かけ上高級感を出すのは社外品によくあること。

ブローオフバルブを社外品にしたのは、笛吹音の解消のためだった。
ブローオフバルブを純正品ではなく、立派で強度のありそうな社外品にすれば笛吹音をしなくなると思ったからだ。
しかし交換しても笛吹音は解消しなかった。

数年前にブローオフバルブを純正品に戻したことがあった。
この純正品はヤフオクで中古で買った。
今まで付いていた純正品とは違う純正品にすれば笛吹音がなくなるかもしれないと思って、期待しながら交換したものの何の効果はなかった。
その後、元の純正品に戻したり社外品に交換したりを繰り返した。
無駄なことと半ば分かっているのに、でもやってしまう。

今日交換するまで付いていた社外品はスプリングの強度を少しだけ上げるためにねじを若干回していた。
社外品のブローオフバルブの殆ど全てといっていいが、スプリングの強度を調整するためのねじが付いている。
識者によってはこのねじは回さない方がいいという意見もある。
でもスプリングがへたってしまった場合はどうするのであろう。
新しい純正品に交換するという手もある。
けちらないで最初から新品の純正品に交換しておけば、とも思った。

今日は午後から雨とのことだが、降る前に作業に取り掛かった。

社外品のブローオフバルブ。
取付金具から本体が外れている。



エアコン配管と接触し、ブローバイガスが出ないようにするための蓋の隙間から漏れたガスが配管に付着している。





外した社外品のブローオフバルブ。







交換用の純正品。
以前ヤフオクで買った中古品。





社外品の取付金具を外そうと12mmのメガネレンチを試したが、柄がぶつかって回せない。
したがって首振り式のラチェットレンチを使うことにした。
同じ12mmで柄の長いラチェットレンチがあったことに後で気付いたが、今日は柄の短いものを使用。
(柄の長い方が作業性が良かったかもしれない)





外した社外品の固定金具とナット。



ナットはエアクリーナーボックスを固定するボルトと共用する構造だ。

ここで純正品のブローオフバルブを固定するブラケットを取りけるのだが、工具が入らない。
エアクリーナーボックスが邪魔で、これを外さないと取り付けられないことに気付く。
すんなりいかない。

12mmの首振り式ラチェットレンチでエアクリーナーボックスを外す。



ブラケットを六角ボルト2本で固定する。





純正のブローオフバルブをブラケットに取り付ける。



ターボへのゴムホースを取り付ける。



この後、外したエアクリーナーボックスを元どおりに固定しようと思って、ラチェットレンチで六角ナットを回そうとしたら、サクションパイプと干渉してレンチが回せない。
しかたないので、サクションパイプを外す。
やれやれだ。





ブローオフバルブ上部から延びる細いゴムの配管と、エアクリーナーボックスまで延びる太いゴムの配管を取り付ける。







この太いゴムの配管を取り付けないと車検に通らない。

社外品の殆どは大気解放で、ブローバイガスを吸気側に戻さない。
プシューという音を出すためである。
ブローバイガスは環境に有害なので大気解放は禁じられている。
そのままだと車検に通らないので、車検の時は純正品に戻さなければならない。

笛吹音対策も万策尽きた感じだ。
あとは新品の純正のブローオフバルブに替えるかどうかだ。

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