緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

とびうおをフライパンで焼いてみた

2020-06-13 14:40:26 | グルメ
今日は朝からどしゃぶりの雨だ。
3.5か月ぶりに休日に東京まで出てみようと思ったが止めた。

スーパーでとびうおが安く売っていた。99円。



これを買った。
とびうおは20年以上前、料理をしていた時代に何回か食べたことがある。
その時は魚用のグリルで焼いたけど、身が締っていておいしかった記憶がある。
今回はグリルではなく、超高級ドイツ製総鉄鍛造フライパンで焼いてみることにした。

とびうおをパッケージから出し、まな板に載せる。



スリムなボディで体が引き締まっているのが分かる。
電気機関車で言えばEF58だ。

どう調理するかだ。
今までいわしやめばるを焼いたときには、皮を剥いで焼いたが、いずれも焼き進めるにつれて身がボロボロに崩れてしまったという失敗があったので、今回は同じやり方は回避しなければならない。
解決方法は簡単だ。
皮を剥がないで、皮つきで焼くことである(いわしのときは皮つきだったかな?)。

まず、邪魔な羽根を切り取る。



左右に大きな羽根が付いているのである。この硬く強い羽根で海を元気よく飛び跳ねるのである。

頭としっぽを切断する(ちょと不気味は表現か?)。



胴体を4ピースに切断する。
皮は付いたままだ。



フライパンに油をひき、火をつける。火は弱火にしておく。



弱火で時間をかけて焼くか、強火で短時間焼くか、どちらが上手くいくか分からないが、今回はとびうおの身が厚いので、身に全部火が通るには時間がかかると想定、前者の代替案を選択することにした。

切断された4分割胴体を油入りの超高級フライパンに乗せる。



弱火で徐々に焼いていくが、写真のように胴体の中心部に向かって赤身が白身に変わるまでじっくりと焼いていかなければならない。
牛肉とは違うのだ。



4分割胴体をフライパンの上でひっくり返すことを何度も繰り返す。
外側の皮は無残にも剥がれたが、身は崩れない。さすがだ。
海の上で元気に飛び跳ねているから筋肉が強固になっているのだ。
貧弱な坊やとはわけがちがう。

胴体の中心部が白身になって、もういいだろうというあんばいになったのを見計らって火を止める。
完成だ!



何十年も使っている小汚い皿に4ピースを移設する。



作業を終えた超高級フライパンの底に、夥しい量の焼きくずが一面にこびりついていた。



味はどうか。
塩をまぶすのを忘れたが、結果的は塩は全然いらなかった。
食べてまず、海の潮の味がした。なんか懐かしい風味だ。
そして、身が硬いというわけではないけど、腰がある、締っている、密度が高い、という感じかな。
食感もいい。
内臓もいわしのような苦さは殆ど無く、あっさりとした味。しかも歯ごたえも悪くない。
昔グリルで焼いて食べたときとは全くといっていいほど、違う味、食感だった。

フライパンに油を弾いて魚を焼く。とびうおはこの方がおいしいかもしれない。

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