世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

1/27 奈良日和2

2013年01月27日 23時54分02秒 | Weblog
奈良二日目。


法隆寺へ。
世界最古の木造建築物である。世界遺産!
中学、高校の修学旅行でも来る機会がなかった。

教科書で何度も見たあの塔を見た瞬間、感激のあまり、「わあ!!」と絶叫していた。






教科書で見て、気になっていた部分。




回廊の柱も重みがあって素敵。







大宝蔵院にて、玉虫厨子も見られた。
側面の捨身飼虎図、釈迦の前世であった薩タ王子が虎に身をささげる絵も確認できた。



百済観音
何とも言えない表情。手を合わせたくなる。


※画像は借り物です。


夢殿へ。







ここの回廊も良い。



お隣、中宮寺へ。

聖徳太子の御母の御願によって、太子の宮居斑鳩宮を中央にして、西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺とのこと。





中宮寺半跏思惟像。
世界三大ほほえみの一つ。


見つめていると、心が落ち着く、何とも言えないほほえみである。



寺の中の貼り紙に「人生相談受けます」と書いてあった。
この菩薩様だったら、世の中の人の悩みを解決できそう。


バスの発車時刻まで時間があったので、藤ノ木古墳まで足をのばした。


ここから急に忙しくなった。
時間との戦い。

松伯美術館へ。


大好きな日本画家・上村松園の美術館である。

今回、通り過ぎては何度も見返したのが「暮秋」

名画「花がたみ」から30年後に描かれた「暮秋」
「花がたみ」が女性の苦しみを全体で表現しているとすれば、「暮秋」は苦しみを客観的に見つめている、そんな印象を受けた。

「花がたみ」


「暮秋」



でもやっぱり、松園っていったら美人画である!
ほんのりと赤い娘の指先が可憐。絵から「ぽん!」と音が聞こえてきそう。
着物の柄も精緻。




近鉄奈良駅でせんとくんを発見。


ホテルで荷物を受け取り、16:54、奈良を出る。

夕暮れが我が心情と重なる。
さようなら、奈良。


一瞬だけ京都に降り立ち、京都タワーを拝見。
駅ビルで慌ただしくお土産を購入。
自分には定家で、香彩堂のお香「祗園の華」を購入。
以前、母が京都駅で買ってきてくれたお香。
上品な香りで、ちょっとした中毒になってしまった。


18:36、京都を出る。
吉熊、名残惜しそう。


22時前、自宅に到着。
ほっとしたところで、京都駅で購入した八つ橋を食べながら一服。


今回の奈良旅行はシーズンオフでどこも空いていた。
寒さ対策さえ万全にすれば、良い時期かもしれない。

幻だったのだろうか

2013年01月27日 22時23分20秒 | Weblog
無事に東京に到着。現実の世界にも到着。

ただいま!!

今日は、法隆寺、中宮寺、藤ノ木古墳、松伯美術館に行った。

たった数時間前にいた奈良の風景が幻に思える。

さて、明日から仕事!

気持ちを切り替えて、頑張ろう!
次の旅を思い描きながら。