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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

走る走るクマたち

2013年12月09日 | Weblog
歳末商戦のため、今日から週休1日×3週間体制。
今日はその第一日目。ゴールを目指すべくスタートラインを出発するアスリートの気持ちで出勤した。


今年もホノルルマラソンに参加している妹。
今年は去年より1時間早い4時間31分で完走したらしい。
走るのはもとより、駅から会社までの20分の道のりでさえ辛い自分には42.195キロという道のりがどんなものか想像できない。

私の出た小学校には持久走大会というものがあった。
寒風吹き荒れる雀宮の田んぼのあぜ道をひたすら走るという、今思えば誰得なんだかよく分からぬイベントが地味に開催されていた。
これが嫌で嫌でたまらなかった。
小学1年生のとき、母が幼い妹と弟を連れて持久走大会に応援に来てくれた。
が、90人中51位で、あとから母に「寒い中待っていたのにいつまでたっても来なかった」と散々言われ、本当に嫌になってしまった。今も冷たい風の中に佇む、乳母車に乗った弟と幼稚園児だった妹、そして母の顔が忘れられない。


今もそうだが当時の私の体育嫌いは半端なかった。
汗をかくのとか基本無理。
汗をかかなくても、跳び箱の上ででんぐり返しをする技とか器用なこともできず。
またドッヂボールのようなサバイバルな状況では真っ先にボールを当てられて、すごすごと外野に移動しながら「もしさっきのゲームが第二次世界大戦の戦場での出来事だったら私は真っ先に死ぬ兵隊なんだな、きっと」と一人で想像したりしていた。

体育ができる女子はだいたいモテた。活発で明るくて、面倒見が良くて。男子からも一目を置かれる存在だった。その対極に存在していた自分には彼女達が眩しく思えた。


唯一、中学3年一学期の創作ダンスだけは積極的に取り組んだ。自分好みのCDをプロデューサーTKばりに持参し、ダンスを創り、友達(あやみちゃん・A木さん)と嬉々として「閃光花火」を体いっぱいで表現した結果、1学期の成績はまさかの5だった。体育で5を取ったのはあれが最初で最後だった。

総合的に本当、体育は苦手だった。
大学生・社会人になって一番嬉しかったのは体育がなくなったこと(うちの大学は体育が必修ではなかった)。
これから先、もう汗をかくこともあまりないだろうと思う。…冷汗はかくが。


歳末商戦まっさかりの今の私の状況はマラソン大会そのものではないかと今日の帰り路の喫茶店で思った。
汗はかかぬが、年末の休みというゴールを目指して、せっせと走るアスリートの状況に似ている。
あんなに忌み嫌っていたマラソン大会に似た心理状態を毎年末味わうとは。

兎に角、歳末商戦は始まった。
フロアには「歳末商戦を乗り切ろう」というスローガンが掲げられ、売上はアレだが、雰囲気と社畜気風だけはマジで凄い。
店舗に電話するにもなるべくお客様がいなさそうな時間帯にしか電話をしないとか自分なりに気を遣っている。

さて、明日も頑張ろう。



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