世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Life is beautiful

2013年12月04日 22時01分27秒 | Weblog
FNS歌謡祭を見るべく、定時で退社。

小室哲哉と華原朋美の15年ぶりの共演。
仕事中もずっと気になっていた。

彼らが公私ともに付き合っていたとき、私は大学生だった。
彼らに「大人の恋愛」を教えてもらったような気がする。
別れた後。もう二人が一緒に画面におさまる事は無いのだと思うと悲しかった。
そんな二人が今宵、同じステージに立つのである。
これはまさしく歴史的瞬間ではないだろうか。

帰宅後、テレビをつける。
普段、民放は見ない私…NHK以外のチャンネルに合せ、CMの多さに驚きながらFNS歌謡祭を楽しむ。


21時過ぎ。

華原朋美、小室哲哉…共演キター!!!!!!

まず「I'm proud」
朋ちゃん、「ヘルタースケルター」のりりこみたいなストレートロングが綺麗!!黒のワンピもイイ!
何より、堂々と歌っていた朋ちゃんの姿がとても印象的だった。
張りのある安定感たっぷりの声に揺ぎ無い自信が漲っていて、去年のFNS歌謡祭以上に上手かった。

「I'm proud いつからか自分を誇れるように なってきたのは きっと あなたに会えた夜から」

そうだ。朋ちゃんの歌手としての才能を見つけて育てたのは小室さんだ。
そのことに感謝している風なこの歌詞、妙に伏線を感じさせて、なんだか感動しちゃって、涙。


続いて「I BELIEVE」
小室さんのピアノソロから始まった。
朋ちゃん…歌声に力が籠っていた。透明感があるのに強い、まるでダイヤモンドのような歌声。

サビの「輝く白い恋の始まりは~」の部分で左腕を左右に振る振りつけは18年経っても変わらない。
当時の姿と重なる。涙。



歌い終えた後、一礼し、

「小室さん」

と言いながら小室さんの元に歩いていく朋ちゃん。
しっかりと小室さんを見据えて
「迷惑と心配ばかりかけてすいませんでした。これからはちゃんと前を向いて歩いていけそうです。今日はすごく楽しかったです。ありがとうございました」
と涙ぐみながら握手を交わした。
「頑張ってください」
と小室さん。

かっこいい。かっこいいぜ!!

別れてからの人生、互いに辛いこと、たくさんあった。
そんな二人だからこそ、優しく過去と向き合えるのだなと感じた。
朋ちゃんの歌へのひたむきさ、小室さんの懐の大きさが相成り、実現できた今日のステージ。


大人の恋愛の最終章、そして人生の美しさを今夜、私は観た。

同時に朋ちゃんの想いが、今日やっと寛解されたのだと思う。
15年前から冷凍保存していた解けて想いが天に昇っていった…。
朋ちゃんは確実に女の格を上げた。これから前を向いて歩いていける。




人生は美しい。

巡り合い、交差して、絡まり続けることもあれば、離れていくこともある。

一瞬、一瞬を大切に大事に生きていけば、どんな境遇も過去も輝かせることができる。
今夜の二人は私にそんなことを教えてくれた。



コメント (3)