世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「飾らなかった指輪」

2009年09月30日 23時17分49秒 | Weblog
De Beersがプロモーションを手掛けるForevermark
そのHPで林真理子先生の「飾らなかった指輪」を発見!

http://www.forevermark.com/ja-jp/The-World-of-Forevermark-/Precious-Collection/Precious-Stories/THE-RING-I-NEVER-WORE-BY-MARIKO-HAYASHI/Story/

迂闊にも読みはぐっていた作品だったので、非常にありがたい。わーい!
さっそく読んでみた。


バブル期に登場する贅沢な品々についての描写、これぞまさしく真理子先生節!
真理子先生の作品は殆ど読んでいて、文体のリズムが体に染み付いている。
読んでいて非常に心地よい。20分少々で読み終えた。


手に届きそうで届かなかったあの指輪(リーマンの年収以上の価格)。
その存在をバブル期の思い出と共に回想する派遣社員の独身OL京子(40歳)。
今、彼女の指に光るのは小さなダイヤモンドの指輪だ。
しかも自分で購入したものである。
それでも「自分は幸せ」と思える今の京子が、読んでいる自分と重なった。

時代的に「アッコちゃんの時代」を彷彿とさせる内容だった。
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さらば、長月

2009年09月30日 22時46分41秒 | Weblog
週の半ば、月末。
朝からてんてこ舞状態に陥る。
各部に溜まっている空トナーの回収の手配とか。地味にバタバタした。

あと、社内クレームの処理。
業者のミスで納品が遅れた。その件について、他部署の担当者の怒りの矛先がなぜか物品購入を担ううちの部署、…私に向けられた。

彼女曰く、「ミスした業者は、今すぐ品物を持ってきて詫びを入れるべき!呼んでよー」
とのこと。

んだんだ。
ごもっとも。
ごもっともなんだけれど、あなたが来るように電話をしてくださいよ。納品が遅れていたことに薄々気づきつつも、他人任せで何もアクションを起こさなかったあなたが悪いんじゃなくって?

と思ったけれども、疲れるだけなので「はい…はい」を繰り返していた。
その間、私の脳はスクリーンセーバー状態。
聞いている振りを女優ばりに演じていた。来年、アカデミー賞とか取れるかも!?
何とかなりそうなので良いんだが、それにしても彼女の怒りっぷりには圧巻だった。あの並々ならぬエネルギーは、いったいどこから湧いてくるんだろう。謎。
やれやれと思い、トイレへ。
手を洗いながら目の前の鏡を見てぞっとした。
明らかに、朝の化粧タイムよりも顔が老けてる。老けすぎ。何そのホウレイ皺?烏の足跡?艶の無い肌?
絶句…。
こうやって歳って取っていくんだね…と静かに鏡の中の自分に呟いた。

しかしタイムカードを打刻した瞬間に、嫌なことを一括してケロっと忘れる。

今日はお給料日~♪
寒くなってきたので秋物のお洋服をゲッチュ。
新しくできた喫茶店で、まったりんこ。

自分にご褒美(笑)


さて、明日から神無月。

気持ちを新たに頑張りませう。
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