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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クリスマス限定コフレ

2006年10月26日 | Weblog
毎年この季節になると、決算業務以外に気合いを入れる行事がある。
クリスマス限定コフレの購入選考である。

コフレとは、各化粧品メーカーがネイルやリップやパウダーをセットで販売する、この季節の風物詩である。
限定商品だったり、定番ものだったり。
各メーカーが渾身の力を注いだアイテムは、どれも魅力的である。
それに、普通に買うより断然お買い得なんである。

定期購読をしている「美的」を読み、ウンウン唸る。
その時の顔は、恐らく、決算短信を作成しているときよりも真剣な表情をしているであろう。

☆エスティローダー(メークアップコフレ2006)

やはり今年もコフレの王道を驀進したか。万人ウケするような色のアイシャドーとロングラッシュを得意とするマスカラが脇を固めている。しかし、ネイルはパンチに欠ける、はかないホワイトピンク…。パールを入れるとか、もう少し弾けてもいいんではなかろうか。チーク、リップ4本、グロス、リップペンシル、パウダーブラシ、筆、アイブロウ、バッグ、ポーチ…このコフレを買えば一年間はメイク商品を買う必要がないぐらいだ。例年通り、他の追随を許さない魅力的なコフレである。


☆ゲラン(プレシャスコフレ)
ゲランのコフレには毎年パウダーが入っている。今年も当然入っているのだが、そのパウダーが今年は特別仕様。1925年にルイ14世のために作られたパウダー「プードルセモア」がコフレ限定で復活…この一文が気になる。「朕は国家なり」と豪語した人のために作られたパウダー…一体どんなんだろう。パウダーの他にアイシャドーとポーチとリップが入っている。

☆ジルスチュアート(クリスマスコレクション)
姫気分まっしぐら!パウダー、ネイル、グロス、アイシャドー…柔らかな色調でまとめてある。特記すべきは、フレグランスペンダントが入っている。好きな香水を染み込ませたコットンをチャームに忍ばせて使用するとのこと。また、マリーアントワネットが使用しそうなギャザーポーチも姫っぽい。


気になるコフレはこの3つだ。
うーん。
どれも可愛い。
しかも実用性を兼ねている(ジルスチュアートのフレグランスペンダントだけは疑問だが)。

毎年、色々吟味するのではあるが、結局エスティローダーに決める…。
決めているくせに、悩みたがる自分。
悩みたいの。悩みたい年頃なの…なのなの。

林真理子先生の「コスメティック」によれば、化粧品の原価は売価の1割足らずらしい。「ちょっと無理して購入した憧れのあの化粧品を使う自分」という浮き立った気分により、女性が綺麗になるのは昔から言われている。

そう考えると、化粧品メーカーは、化粧品の品質そのものよりも、「気分」を売っているのかもしれない。

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