世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

僕がホストになった理由2

2006年10月22日 23時54分54秒 | Weblog
ホストという職業について、それまでの私は興味を持てなかった。
胃が悪くてお酒をあまり飲めない私は、たぶん大金をもらってもホストクラブという場所には行かないと思っていた。
行ったとしても、酔った挙げ句にテーブル上に嘔吐をし、ホストさんに「大丈夫ですか?」と優しく背中を摩られながら、でも本当は「てめー汚ねぇんだよ!このバカ女!」と思われているんじゃなかろうか…そんな勘繰りをしつつ嘔吐する自分を容易に想像できてしまう。恐ろしい。

今日の「ザ・ノンフィクション」は「僕がホストになった理由」シリーズ。
今年初めに放送されたこのシリーズの第1弾を録画しており、今でもよく観ている。
この放送を観てから、ホストクラブへの考えが私の中で変わった。

大阪のホストクラブ「紫苑」のオーナー、井上敬一氏。
彼は本当に素晴らしい。

不祥事を起こした部下を責めない、
自分に歯向かう部下を怒らない。
「どうした?」と、とことん話し合う姿勢で部下と接する。

ホストという職業に難色を示す部下の両親のところには幾度も足を伸ばし、わかってもらおうと切々と話をする。
井上さん自身、お母さんの借金で、大学を中退してホストになった。
結局一家は離散し、井上さんには帰れる場所がないんである。
部下にはそんな思いをさせまいと、親子の絆を必死で繋ぎ、彼等が帰れる場所を失わないように努める姿は、涙無くしては観られない。
30歳、私とさほど変わらない歳で、本当に色々なことをお考えになっている。

私はオーナーという肩書きを持ってないが、「人間関係」を考えるとき、井上さんのことを必ず思い出す。
井上さんのような社会人になりたいと、ずっと思ってきた。
しかし、まず磨かれた人間性があって初めて人に慕われることができるんだと、今日の放送を観て改めて感じた。

とにかく話を聞くこと。
感情的にならないこと。
そして部下や上司を信じること。

「紫苑」には行けないから、井上さんが書いた本を読んでみようかな…。
(http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31787007)
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新たな友達

2006年10月22日 23時42分30秒 | Weblog
「いやだよう。やめてよう…」
他人にはしつこくするくせに、他人からしつこくされることを嫌う吉熊。

そんな彼に新たな友達(チビ熊)ができた。
しかし、その新たな友達は類稀なほどのしつこいキャラクター。
さっそく吉熊に「遊んでよう」と嘆願してくる。
逃げる吉熊。
追うチビ熊。

我が家は新たなクマを迎え、賑やかになった。

栃木県立博物館(常設展)

2006年10月22日 23時40分43秒 | Weblog
常設展は昔と変わらない。
栃木県にある草花や生息する動物の剥製は、昔のままで懐かしかった。

クマの剥製に、吉熊はびっくり。
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栃木県立博物館

2006年10月22日 23時37分55秒 | Weblog
栃木県立博物館で開催されている「名城宇都宮城展」を両親と妹とで観に行く。

ここの庭は西洋風で綺麗だ。
色付く並木を歩きながら、深まりゆく秋を感じた。

企画展では宇都宮城にちなんだ品が並んでいた。…っていうか、宇都宮に城があったことを私は忘れていた。
そういえば「釣り天井」で有名だと言われればそんな気もしないでもないが…。
けっこう存在感がない宇都宮城。
しかも近々、宇都宮の城址公園に宇都宮城が再現されるらしい。

蛍光灯の下で

2006年10月22日 23時30分45秒 | Weblog
この土日は、実家に帰省していた。With吉熊。
実家がある宇都宮までは、快速で一時間半。小旅行気分で気軽に帰れる。

数年前、私に引き続き、妹も弟もほぼ同時期に独り暮らしを始めた。
今、初老の夫婦のみが住まう実家は、どこかもの悲しさを醸し出している。
母の老眼鏡、
新しいマッサージチェア、
茶の間の枕(最近、父はお腹いっぱいになるとすぐに寝転ぶ)、
そんなものたちが、実家全体を暗いものにしている。

灰色の水彩絵の具を含んだ筆で塗ったような日常
…そんな印象を帰省の度に私に与えるのである。

妹と私の帰省を知り、仕事を終えた弟も実家にやってきた。
ネタはやはり母親の様子だ。
母はあまり細かいことに執着しない人であり、それは彼女が使う言語にも如実に顕れている。最近その傾向が激しいので、我々の笑いのタネになるのだ。

「あなたとはラベルが違うのよ(ラベル→レベル)」と言ってみたり、
「いいわね~。毎日がエブリデーで(エブリデー→ホリデー)」と言ってみたり…。

母の恐るべき適当さを笑ったあと、弟がふと漏らした。
「蛍光灯の下、子供3人がこうやって話せる今って、凄く幸せなことなんだよな」

弟よ。
君にはまた一歩先を行かれたよ…。

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