世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Kimono Beat ~未来ぐらい 自分の手で選ぶべきさ~

2006年03月08日 23時14分36秒 | Weblog
だからさぁ、違うの。違うんだってば…。
なんで勘違いするの?ねぇ?
嗚呼、まだまだ人を見る目がないわね、あなた。
悲しいよ。悲しい。
本当の私を見てよ。
ねぇ、お願い。
見て。
よーく、目を凝らせば見えてくるはず。
ね?
見えてきたでしょ?本当の私が。

お見合い話を持ちかけられた。

人生初である。

自ら明るい男女交際市場からリタイアしたのに、この有り様だ。
まだまだ修行が足りないな、自分。

舐められたもんだ。
情けない。
恥ずかしい。
舌噛み切って自決したい。
…お見合いに参加することを強制されたら、本当に自決も辞さない。


一日二箱の喫煙量で前歯が茶色い。
精神にムラがある。
家事が出来ない。
ごみはゴミ箱に入れずに床に放置。
子供が嫌い。
パートナーには、パイプカットを望む。
っていうか、あんまり接触したくない。一人が好きだから。

そして、
「自分しか愛せない。」

これが本当の私。
わかった?
嫌でしょ?
私だったら、そんな嫁、嫌だな。

どうやら世間は私をそんな風に見てくれないらしい。
それは雇用されている我が身を確立、維持していくため、そうしているまでである。
金銭を稼ぐためには仕方がない。
私は人生における体力や時間を犠牲にし、そして会社は明日の私の食い扶持を保証してくれている、…いわば取引である。

自分IRを通して公表している私自身と、内なる私自身にギャップがありすぎるのだろうか。
私が自分自身を粉飾しすぎた結果なのだろうか?
だから、こういう辱めと言うべき勧誘を受けるのだろうか。

自分自身で「内なる自分」を隠しながら、でも、本当の私に気付いてほしいと願うのはワガママだろうか。

それとも新手のリストラか?
毎日ちゃんと労働してるのにな。
悲しいよ。悲しい。
泣きたいぐらい、虚しい…。

私に隙があるのが原因なのだろうか。
よく痴漢に遭遇したことを母に報告すると
「あなたに隙があるからなんだよ!」と激怒されたものだ。
あれと一緒か?

ああ、嫌だ嫌だ。
嫌悪しすぎで、胃酸逆流で空ゲロが出る。


今まで順調に、そして計画通りに推移していた人生。
絶対的な未来を信じていたのだが、「そんなことはないんだ」と知らされた感じである。

ピアニストを夢見ていた少女が、ある日、腕に骨肉腫ができたと宣告された感じと似ているかもしれない。

同時に私の人生が、何か大きな圧力によって狂わされるのでは…?という不安と恐怖で眩暈がする。
怖い。
苦しい…。

私と吉熊の小さな幸せを打ち砕く者は許せない。
殺意さえ芽生える。

許せない。
舐めやがって。



な~んて本人には言えないけど。

お見合い(参加自体)の断り方、誰かおせーてけろ!

私的に
「遺憾ながら貴意に添えず」
OR
「月に帰らなくてならないので」
が、ベストだと思うんだが、如何だろうか?


っていうか、

仕 事 を さ せ て く れ !

ただでさえ、忙しいんだからさあ。
放置プレイ、キボンヌ。
頼むよ…、ホントに。

今宵は「Kimono Beat」(小室哲哉バージョン)でも聴こう♪
自身のソロアルバム「HIT FACTORY」の9曲目。
小室様のヴォーカル、間奏のストリングで昇天。
…何故だろう、涙が出てくる。
あの曲で泣ける人間は私だけではなかろうか?

別に曲自体が涙を誘うのではなく、
この曲を一番よく聴いた大学時代、
「…あの頃は何の悩みも無かった」という懐古の気持ちが、
涙になって溢れるのだろう。

お見合い相手が小室様だったら、考えるかも…。
KEIKOを裏切るカタチになるが、仕方あるまい。
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