世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

強制終了

2006年03月06日 22時24分05秒 | Weblog
「ヤニ入れてーっ!ヤニ、ヤニ、ヤニ!」

そんなこと、仕事中に日常茶飯事に起きる。
今更どうってことはない。

ただでさえも忙しい月曜日に、他人の悪態によって障害物を置かれた不愉快さ、そんな馬鹿げた障害物を乗り越えられなかった自分、全てがムカつく。
ムカつく。ムカつく。

小娘相手に朝から怒鳴るなよな、良い歳してよー。
お前、幾つだよ?

私は役員様から言われた通りにしたまでよ。
文句があるなら、直接役員様に言えばぁ?
ばぁ~か!

勿論、そんなことは立場上言えない私。

トイレで壁でも便器でも蹴ってこようかと思ったが、そんな時間ももったいないぐらい忙しいのを思い出し、辞めた。
こうしている間に、世界は、そして株式市場は回っているのだ。
馬鹿一人の為に、会社の貴重な人件費を使用することは許されない。

最終的に相手に「すいませんでした」と謝罪させて、私の気も済んだ。
心の奥底では許してあげていないが、一応、会社というものは皆が仲良くすることが前提条件となっている場所なので、建前上では許してあげることにした。

就業中の喫煙は禁じられているので、昼休みのチャイムが鳴った途端、一目散に喫煙所めがけて突進し、壊れた煙突みたいにスッパスッパした。
極楽。
吸いっぱなしの日曜日の翌日、特に午前中は限界スレスレまでに我慢しているということもあり、思いっきり吸い込む。
煙が毛細血管を収縮させる実感が、やがて快楽に変化していく。
嫌なことを忘れられた。
ビバ、ヤニ!

それにしても忙しい。

でも、今日だけは早く帰りたかった。
胃薬が切れたのと、朝の一件で胃痛(厳密に言えば食道炎)が再発したのだ。

市販薬では逆流する胃酸は抑えきれない。
なので、まだ医者通いが続いている。
19時までの診療時間までに医者に滑り込まなくてはならないので、
遅くとも18時40分には会社を出なければならなかった。

プチ残業後
「あの件は水曜日までで良いですよね?」
一方的に畳み掛ける私。

「え?…ああ、うん。…いいよ。」
少し顔を引きつらせる吉熊上司。

後ろ髪を引かれたが、たまには私だって残業エスケープしたいのよ。
すいません。

あの件、水曜日までに終るのだろうか…。
いや、終わらせないと!!

明日、早く出社しないとだなぁ。

今夜はマイスリー飲んで、トリップ状態で強制終了するぜ。

お休みなさいませ。
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