世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

本能

2005年03月12日 22時31分20秒 | Weblog
吉熊とデート。

葛西臨海公園へ。
駅を降りると潮風が漂う。
強風の中、水族館目指してスタスタ歩く。

エスカレーターに乗って地下に下ると、まず鮫の水槽が出迎える。
照明が抑えてあり、
水槽の中がボワーンと浮かび上がるように工夫されている。
しかも通路が広く取ってあるので、洒落た絵画館のような印象がある。

熱帯魚や北海の魚たちを見た後、ここの水族館のメインである
マグロ&カツオの回遊水槽へ到る。
これはもう、まるで劇場。
ぐるり360度が円形水槽で、それを眺めるための座席まで設けてある。
その水槽の中を何千という数のマグロやカツオが猛烈なスピードで回遊している。
ライトに反射する魚の鱗は神秘的。
この視覚的快楽にしばらく茫然と立ちすくんでしまった。

彼らは何で回遊しているんだろう。

「カツオは水中に含まれる酸素を口に入れるために
泳ぎ続けないと死んでしまうんですよ」…と、
会社の後輩に聞いたことがある。

生きるために泳ぐ。
彼らはきっと自分達が回遊していることに疑問など持っていないはず。
ただ本能に従い、泳ぎ疲れても前に進む。
生きるために。
そもそも本能って、生きるために備わったメカニズムなのかも…
そう思った。

吉熊は目を輝かせて水槽に見入っていた。
「すごいよ!見て見て!」と興奮気味。
そんな吉熊をパチリ☆

帰りに有楽町で下車し、プランタン銀座へ。
アンジェリーナのモンブランを食べてご満悦。
本能に従い甘いモノを貪る私であった…。
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