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晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

使い捨て

2014-12-07 21:48:30 | Weblog
 わたし、寒くなると欠かせないのがマスクです。
すっかり使い捨てマスクが定着した今の世の中を憂えています。
 本当は布マスクがしっくり顔になじみ好きなんですが、こうも使い捨てマスクが主流になってしまうと世間の目も気になり紙マスク仕様の顔になりました。

 風邪予防にも就寝中に濡れマスクを着用すればいいと聞きます。
ここ数日、思い出したように布マスク暮らしをしています。思った通り快適生活なんです。

 数年前、市販の手作りガーゼマスクを着用していたところ、会う人がい「いいね!」「かわいいマスク」なんて声をかけてくださるものですから自分でも縫ったものです。
 機能的にも実用的にも優れてる…と自負しておりましたから朝市にも並べておりました。

 すっかり使い捨てに押されて、仕舞い込んでしまっていたマスクが復活しました。
立体型も子ども用もそのまんまで出てきました。Wガーゼマスクは使用感も使い捨てとは比べものになりませんわ。
 自作でありながら、こんなにも利用価値あるものを放置してたとは・・・。
何年ぶりかの再会に抱きしめたい思いでございます。

  < 惚れ直し ためらいを捨て 共暮らし >
 
 

幸福感

2014-12-06 21:49:28 | Weblog
 今朝の寒さときたら、それはもう格別です。
地元の産直イベントでは恒例となった杵つき餅の実演が行われます。
しかし、お客様の出足が・・・少し心配しながらのスタートです。

 心配をよそに、もち米も蒸し上り威勢よく餅つきが始まる頃よりお客様も増えてきます。
石臼に杵の餅つきも今では経験することも無く、お客様にもよろこんで参加していただきながらの10臼を搗きあげます。
 餅つきはなんといってもタイミングが合わなければなりません。
今年のベストコンビ(ルイコ評)は、おじいちゃんとお孫さんの2本杵搗きでしょう。
この姿をスマホで撮影しているのは若いパパです。(全世界へ発信しますですって)
その後は、スマホパパとお父さん(おじいちゃん)の親子ダブルスでした。
 なんともほのぼのとした家族像がお餅つきの中に見えました。
     
 ベテランのおじちゃん・おばちゃんの絶妙な杵つき。次々と参加者も・・・
 おっとっと・・我が家の孫娘も「ペッタンした~い!」と参加です。ギャラリーの声援を受け何とかペッタンできました。

  < 寒風の中にほのぼの 幸福感 >
 

 
 



ぬくもり

2014-12-05 20:29:16 | Weblog
 晴れの国にも冬将軍の到来です。夕方とはいえ冷たい風も吹き、温度計は5℃。
部活を終え、北風の中を自転車で帰宅する学生の寒そうだこと。
「ただいま~っ!」と帰宅し、食卓に野菜たっぷりの温かい豚汁でも待っていると幸せ気分じゃなかろうか・・・と婆は思うのです。

 子育ても終えた婆達は、今日はお鍋いっぱいの豚汁をつくりました。
鍋とはいえ、ハンドルの付いた五右衛門風呂ほどもある大鍋に、地元でとれた野菜をたっぷり入れ込んでいます。
グツグツ煮えたところに、やはり地元の味噌で味付けしました。たっぷりネギも刻んでおきました。

 明日は、恒例の産地直売所のイベントが朝から行われます。
お餅つきの準備も出来、きっと明日は多くのお客様がお見えになるはず。
この大鍋いっぱいの豚汁は大勢のお客様の心まで温めてくれること間違いないでしょう。

  < 大鍋に 心をつくした 温みなり >

働き者

2014-12-03 22:00:43 | Weblog
 昨日から働き続ける健気な鍋ふたつ。
少々古びていますがなかなかの働き者です。

 昨日、仕込んだようちゃん柚子味噌もじゅうぶん熟成し、朝から火入れしました。
甘酒もまた二回目の仕込みにかかります。イベント用の振る舞い酒がまだまだ足りません。
明日も炊飯ジャーには頑張ってもらいます。
  
 ルイコが作っても<ようちゃん味噌>です。
米麹で作る練味噌がこんなに美味しいとは・・・すっかりトリコになりました。

  
 柚子もまだまだあるのでシロップ煮も作りましょう。
これは小ぶりな花柚子なので、金柑のように丸ごとではどうだろう・・・なんて考えてみたものの実行には踏みきれず1/2カットとなりました。並んだおへそがかわいいわ。
  
 甘露煮が出来れば砂糖漬けもいいかもね。熱いお茶があればもっといいね。

 今日は、<豆こなし>の合い間の台所。
古鍋にも負けない働き者の婆の一日です。

  < 肩を寄せ 働き者の 鍋ふたつ >
 

 
 

価値って・・・

2014-12-02 22:52:26 | Weblog
 あの菅原文太さんが亡くなり、今朝はしきりにあの思い出のシーンがテレビで映し出されていました。
 北の国からの「誠意って何かね・・・」よく覚えています。

 そんな映像を見ながら、今日は台所に立っていました。
 柚子をたくさんいただき、今年は<ようちゃん味噌>の柚子味噌を作ろうと考えていました。
 麹をたくさん買い込み、甘酒も同時進行で仕込みます。
     
 ずい分はしょった画像ですが・・・。
 レシピは師匠ようちゃんブログでご覧ください。
 柚子は茹でこぼしして苦味を抜きます。フードプロセッサーへガガガ・・・と掛けました。
 麹、柚子、調味料を混ぜ合わせます。温度を保つためにシャトル鍋を使います。
 側らでは古い一升炊きの炊飯器が柔らかご飯を炊きあげ、米麹とドッキングして熟成されています。
 でんぷんの糖化が進み、夕方にはこっくり甘酒の完成です。
 麹は時間をかけ熟成するものおですから、合い間に、ひと鍋は岡山の郷土料理<アミだいこん>を煮ました。
アミだいこん>とはその名の通り材料はシンプルにアミと大根。ところが、我が家は里芋とネギを煮た郷土に背いたものです。これは亡き舅の提案からはじまったアミ大根モドキです。
 
 炊飯ジャーやシャトル鍋、日本古来の優れた発酵食品<米麹>までも、現代ではあまり使われなくなってしまいましたが、その優れた働きや郷土に伝わる素朴な料理は後世に残したいものです。
 「価値って何かね・・・」つぶやきながら今日は台所の婆でした。

  < 誠意とは…価値とは何ぞと 気づかされ >

遅咲きの主役

2014-12-01 21:14:35 | Weblog
 我が家の大根はちょっとオクテなんです。
やっと食卓に登場するようになりました。

 先日、ようちゃんばあばさんが紹介してくれた<菜飯>もいいな…と初大根を抜いてみました。まずまずね。
いつものわが家の菜飯は、ちりめんじゃことゴマの醤油味。どうしたって田舎くさい色合いです。
        
 家庭菜園の大根は葉っぱも瑞々しくて捨てるにはもったいほど。
 小さく刻んで3パーセントの塩を振る・・・まずは自分の勘を試すように手に持った感じで大根葉の重さを読んでみます。その後、計測してみると、料理人としての勘もずいぶん鈍ってます。
 この葉の3パーセントは・・・?計算することも大事な脳トレです。
錆びつきそうな頭を働かせ健康にも良さそうな菜飯が出来ました。 
 
 どちらが主役ともいえませんが、残りの大根は柚子大根となりました。

  < 今が旬 抜てきされて 主役なり >