晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

子孫繁栄

2014-07-03 21:19:15 | Weblog
 使われなくなった古火鉢三個はメダカの住家。
今年は、面倒がらずに産卵した卵は親とは別に飼育してやりましたから小さな赤ちゃんメダカの姿が確認できるようになりました。

 赤ちゃんの住まいは物置の隅にあった大きな茶色いお鉢。
すり鉢にして櫛目がない、はて何だろうと夫に聞けば、昔は大家族の和え物などをこの鉢で作っていたのだとか・・・。
見えてきます、我が家の昔。きっと田舎の農家の事、ほうれん草のごま和え、ネギの酢味噌和えなどを囲んだ大家族の食卓でしょう。

 メダカ同様に子孫繁栄印のボクがきょうもメダカにいたずらして、婆は「こらーっ!」とひと声上げましたわ。

  < その昔 暮らしをのぞく お鉢なり >
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半夏生

2014-07-02 21:32:57 | Weblog
 たった一輪、半夏生。今日は半夏生なんですね。
近ごろはスーパーのチラシで半夏生を知ることが多くなりました。タコはいかが~とね。
 関西はタコ。岡山は対岸が四国とあってうどん説もあります。
また、半夏生までには赤紫蘇を採らないと発色しないんだと先人から聞いています。食べ物にまつわる半夏生です。

 今日の半夏生の我が家の食べ物は、またまた小豆を消費するための餡ものです。柏餅を作りました。
米粉に少しの白玉粉を入れ練り上げはホームベーカリーにお願いです。
 蒸し上げた生地に少量の片栗粉を加え再び練り、餡を入れ包むことになります。
柏餅が半夏生の日にいただく食べ物だというのではなく、我が家の処々の事情でございます。

 家庭菜園の小豆には夏になると虫が出ることがあり、種としての小豆を蒔き終えた後、残りは熱湯をくぐらせて乾燥させておけば、秋の新小豆が出来るころまで大丈夫だと教わりました。
 <ようちゃんばあばさん>のように一升瓶で保存も、田舎では古くから伝わる知恵です。
 柏餅となった経緯はもうひとつ、田舎でも柏の木を見かけることがなく残念に思っています。(代用は山帰来の葉)
ところが、鳥が運んで芽吹いたのでしょうか、畑の側に柳のように細く1メートルほどの柏らしき木が生えているのをみつけ、これは…と信じて作りました。
  <ここで、ちょいと待っててね>
 

 やはり自信のない私・・・これは何でしょうねぇ・・・と恥ずかしながら残りを写真に収めてきました。
 
 はい。この葉っぱは何でしょうね。柏じゃないのかな?違うかな~?

  < 食べてみる 作ってみるも 不明なり >
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あれから10年

2014-07-01 21:57:36 | Weblog
 <アレキ>、生産者はそう呼びます。正しくは<マスカット オブ アレキサンドリア>なんです。
 これほど上品で味も香りも良い葡萄はないと思いますが、近ごろは、人気も少々下火でございます。
今はアレキだけでなくこんなに種類も豊富になりました。
      
 人気の<シャインマスカット>。
 カボチャ顔した<瀬戸ジャイアンツ>。
 我が家では数少ない黒褐色ぶどう、<オーロラブラック>。
 自家用にこれも欲しいと<ピオーネ>。
 華やかな色合いのお洒落な<紫苑>。
 収穫の最期を飾る冬のぶどう<グロー・コールマン>、どれも個性豊かな葡萄達です。

 夫は早期退職から10年が経ち、計画通り夫婦で葡萄栽培が本業の第二人生を歩みます。
二人三脚、共働き農業は、車でいえば両輪で<同志>の思いで取り組みますが・・・。
 前輪はチョロチョロのネズミ(子年)の夫、後輪はのんびりクネクネのヘビ(巳年)の妻ですから蛇行しつつ前進してれば良しとしましょう。
 近ごろはお互いに老いの坂道に差し掛かり、いっそう力が要ります。

  < 振り返り ため息ひとつ 老いの坂 >
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