晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

胸キュン!

2014-05-30 23:22:36 | Weblog
 毎年、この季節にブログに一度は登場する畑へ続くこの道。今朝も緑の中を気持ちよく仕事に向かいました。
だけど、今日は特別この道を感慨深く車を走らせていました。

 昨日の事、桃畑で作業していると4歳の孫がひとりでこの道をトコトコ歩いてやってきました。
お友だちの家で遊んでいたはずの孫、肩には水筒を掛け、汗を流しながらやっとたどり着いた喜びの顔でした。
母親がほんのすこしの間、この畑にいる事も分かっていたのでしょう。
 畑までの山道は果樹園が広がり、農作業の人々にも出会ったでしょう。どんな思いで歩いていたのでしょう。早くお母さんに会いたい・・・だったのでしょうか。
だれもいない家から、家族がいる畑を目指して幼児がいっしょうけんめい歩いて来たのだと思うと婆の胸はキューンといたしました。
 
 この光景、我が家の畑が目の前に開けてきたときの孫の嬉しさはどうだったかな・・・。

 そうそう、この子の母親(娘)が4歳か5歳の頃、やはりこの畑に妹の手を引いて母親の私を探してきたことを思い出しました。
 忘れもしない三十数年前の事です。お昼寝しているのをいいことに置き去りにして畑に出ておりました
当時、兼業農家である我が家は舅を亡くし、何としてもこの繁忙期を姑と嫁の私が頑張らねばならない時でした。その頑張りの少しの助けになればと、ちょうど実家の母も慣れない袋掛け作業の手伝いに来ていました。
 
 今、子を想う母親の気持ちをいろんな立場から思い出させる昨日の農繁期のひとコマでした。

  < あの道の この光景に 胸はキュン >