晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

パトリシア・コーンウェル 『神の手』

2014-04-08 | 海外作家 カ
この「検屍官スカーペッタ」シリーズも14作目。しかしまだまだ先はありまして、
去年アメリカで21作目が出たそうで、うーん。

ケイとマリーノはフロリダの法医学アカデミーで、地元警察の捜査協力として
働き、一方ベントンは、ボストンの精神病院で殺人犯の研究をしています。

マリーノは突然、医師のジョニー・スイフトの自殺の件を切り出してきます。
というのもマリーノの家に「ホッグ」と名乗る人物から電話があり、なぞの
メッセージを残したのです。

ベントンの研究対象である死刑囚は、フロリダで犯した殺人について話します。
時期的に、この死刑囚が語った現場のあたりで家族が行方不明になって、老婆
が殺害されるという事件があり、さらに、ベントンのいるボストンの公園で
女性の惨殺死体が・・・

マリーノはケイになぜかきつい態度で、ケイはケイでベントンに冷たい態度。
ここにも謎の人物の陰謀が・・・?

ところでルーシーはというと、こちらもなぜか自暴自棄になって酒場で仲良く
なった相手を部屋に連れ込んだりと。

さすがに14作までくると、敵というか犯人もだんだんパワーアップしてきます。
パワーアップというか、容易には捕まりそうにない設定ですね。

「人はなぜ人を殺すのか」というテーマもあり、脳の障害とか病気とかで片付けて
はいけないんでしょうけど、その「どうして」の一因といいますか、そういう部分
も掘り下げて描いていますので、単純な捜査ミステリーとは違う側面も。









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