晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

伊能さんと高村さん

2022-05-24 | 自転車

日月火と3連休で、日曜日は家の中の掃除と買い物で時間が潰れ、月曜日は成田山新勝寺へお参り。さて火曜日。朝からいい天気。つまりサイクリング日和。どこ行きましょう。近場の名所を探していたら、近くに住んでるのにまだ行ったことなかったってのがけっこうあるもんですね。

ところがハプニング。家を出発して5キロくらい走ったあたりでポケットにスマホが入ってないことに気付き、そういえば食卓の上に置きっぱなしだったことを思い出して、サイクリングしようと自転車で出かけたらスマホを忘れて愉快なサザエさんですよ。

家に戻ってスマホを持って仕切り直し。この時点で1時間近く、10キロの道のりをかけて時間と体力の無駄使い。

そんなこんなで、川沿いの道はちょっとデコボコしてますが一応舗装はされているのですが、一部区間は200メートルくらい砂利になってます。

こんな感じ。砂利(グラベル)用タイヤではないので押していきます。

家から9.2キロ、到着しました伊能忠敬先生出生之地。伊能忠敬といえば同じ千葉県の佐原市が有名ですが生家はここ。小さいですが公園になってます。測ってる先生の像。

次の目的地に出発。ここからだいたい7キロほどで到着。智恵子抄詩碑。智恵子さんが療養してたときは波の音も聞こえたのでしょうが、今はこの碑と海岸の間には高速道路が通ってます。

走行距離はほぼ平坦で往復32キロ。あ、スマホを忘れて家に戻ったのも合わせると40キロ超えますね。そりゃ疲れるわけだ。

 

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ジェフリー・ディーヴァー 『ゴースト・スナイパー』

2022-05-22 | 海外作家 タ

ライベートな話題をひとつ。当ブログの自己紹介にも書いてあるように、現在大学生(通信制ですが)でありまして、基本的に授業はオンラインでテストを受けたり講義の動画を見てレポートを書いたりするのですが、一部の科目についてはスクーリングという対面授業があり、本部キャンパスに行って全19コマの3分の2以上かな、出席してレポートを提出して単位がもらえます。というわけで5月のとある土日の2日間、大学に行ってきました。同じように働きながら勉強してという方たちと勉強方法や進み具合など話したのですが、日勤のフルタイムで働きながら、中には働きながらさらに小さいお子さんがいて子育てもしながらという方もいて、いつ勉強してるのかと聞いたら寝る前の1〜2時間と休日はほぼ勉強で終わってしまう、と。そこをいくと気ままなシングルライフで夜勤の仕事中にノートパソコンとテキスト持ち込んでせっせと課題をやってる自分なんかは気楽なもんだなと今まで社会人学生は大変だ大変だと言っていたことに反省。キャンパスは東京都下にあって緑がいっぱいで開放感があってとてもいい雰囲気でした。次は6月と7月。来年にもまだ行く機会はありそうですが。

長くなってしまいました。というわけでジェフリー・ディーヴァーさん。この作品はリンカーン・ライムシリーズ10作目。

ざっとあらすじ。元ニューヨーク市警察で鑑識のスペシャリスト、リンカーン・ライムは不慮の事故で首から下が指一本しか動かなくなりますが捜査コンサルタントとして数々の事件解決の糸口を見つけ出します。現場の鑑識に行くのは女性刑事のアメリア・サックス。ライムからの無線の指示でまさに(手足となって)証拠物を回収します。ちなみにシリーズ途中でふたりは恋人に。

シリーズの途中にですが、ライムは手術を受けて体の一部分がちょっとだけ動くようになります。

アメリカを批判しまくっているアメリカ生まれの元アメリカ人活動家ロベルト・モレノがバハマで殺害されます。しかし、死因は銃殺なのですが、高層ホテルの上階で誰がどうやって撃ったのか。

ニューヨークのリンカーン・ライムの自宅に現れたのはニューヨーク市警察の刑事ロン・セリットー。ここにあとでふたりの人物が来ることになっている、というのです。そしてやってきたのはニューヨーク市警特捜部のビル・マイヤーズと地方検事補のナンス・ローレル。バハマでのモレノ殺害事件に関してなのですが、殺害計画がニューヨークで行われた可能性があるということで共謀罪の適用が有効なのではないか。

その容疑者というのはマンハッタンに本部のあるNIOS(国家諜報運用局)の長官のシュリーヴ・メツガー。

現時点でモレノ殺害の犯人は麻薬カルテルということになってますが、NIOSはモレノがアメリカでテロの計画があるという情報を掴んでヒットマンを使って殺害したと考えられます。このテロ計画は暗号文のようなやりとりがテロを想定させるといったものなのですが、実際は抗議活動を行なうという計画でした。

バハマ警察からの情報によると、被害者はロベルト・モレノ、モレノのボディーガード、それと運悪くこのときモレノにインタビューに訪れていたジャーナリストの3人。犯人はおよそ2000メートル離れた場所から銃撃したとのこと。

ライムが引き受けるにしても、なんにしても現場ははるか南のバハマなので現場に気軽に行けません。証拠物件もありません。

話は変わってNIOSの長官のオフィスに何者かが入ってきてメツガーに「捜査が進行中だ」と告げます。そしてこの人物に担当検事とニューヨーク市警の捜査担当者の名前を知らせる電話が・・・

はたして2000メートルの距離から銃撃を成功させる凄腕のヒットマンとは何者なのか。そのようなことは可能なのか。

ライムは証拠物件の採集のため、バハマに行くことに・・・

暗殺者のもとにモレノ殺害事件の捜査協力者としてライムとサックスの名前が・・・

かなり複雑なストーリー展開で、読んでる途中でやめて時間をおいてまた続きを読み始めようとすると「あれ、なんだったっけ」となって数ページ戻って確認するといったことが何度かあってだいぶ時間がかかってしまいましたが、ラストの方は一気読み。

このシリーズはあまり他にやることがないときにじっくり腰を据えて読みたいものですね。

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おんな港町

2022-05-10 | 自転車

今年のゴールデンウィークは5月2日の月曜日以外はすべて勤務というなかなかステキなゴールデンなウィークでして、でも連休明けの7日から10日までお休み。ちなみに7日と8日の土日と用事でお出かけしたので、一日丸々オフなのは昨日と今日だけ。昨日は雨ということもあって家でダラダラと過ごしていました。で、今日は曇りの予報だったんですが、午前中から晴れてきたので、天気予報ではもう梅雨入りしたの?というくらいこの先ずっと雨で、出かけましょう。

特に行きたいところが無いので、ちょいと海まで。

海まで続く川沿いの道をひたすら走ります。いい天気。

この川の海に面した河口部分が港になってまして、やってきました港。

ついでに砂浜から海を。けっこう風があって波が高かったのでサーファーが何人かいました。で、砂浜をとぼとぼ歩いているとハマヒルガオが咲いていました。

あ、そういえば何年か前にこの近くに「海の駅」ができたとかいう話。港のすぐ真横にあったので店内をブラブラ。トイレをお借りしました。

Googleマップによればほぼ平坦で距離は11.8キロ。往復で約24キロですか。片道でかかった時間がだいたい40分くらい。まあまあなペースですね。

 

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宇江佐真理 『夕映え』

2022-05-07 | 日本人作家 あ

一年の三分の一が経過してしまいましたが、世界での動乱をよそに自分の周囲はこれといって普通に安泰です。五月から職場ではクールビズ的な例のヤツで、制服が支給されている職種ではない事務方の男性職員はノーネクタイになります。もっと暑くなってきますと皆さん半袖のワイシャツになりますが、個人的に半袖のワイシャツというのがどうもなんといいますか、長袖でないと落ち着かないといいますか。腕に消えない絵が掘られてるわけではございません。かつて東南アジアで働いていたことがありまして、現地でお世話になった方が仕事の時は熱帯であるにもかかわらず必ず長袖のワイシャツでして、もっとも立場上ジャケットを着なければいけないことがあるので、そうすると半袖ではダメということだったんですけれど、その影響か、仕事では長袖シャツを着なくてはならないという感覚になってしまって、半袖のワイシャツは一枚も持ってません。もっとも屋内ならたいていどこでも冷房がギンギンでして逆に長袖シャツでちょうどいいくらいでした。ああでも真夏の炎天下で長袖シャツで汗だくになってる外回りの営業の人とか見ると気の毒になってきます。

以上、ヒートアイランド現象について考える。

さて、宇江佐真理さんです。この作品は幕末の江戸が舞台となっていて、物語の合間に歴史的な出来事が説明されています。

慶応三(一八六七)年。江戸の本所石原町にある一膳飯屋「福助」の女将(おあき)は今日もおでんの仕込みをしています。おあきはバツイチ、当時でいえば(出戻り)で、蝦夷松前藩の武士を辞めて今は岡っ引きをしている弘蔵と所帯を持ち、息子と娘の四人家族。悩みの種は、息子の良助が仕事が長続きしないことで、家に帰って来ません。たまに顔を出せば金の無心。と思ったら突然お伊勢参りに行ったり、かと思ったら自分は武士(正確には「元武士」)の息子だといって物騒になった江戸の治安を守ると歩兵に志願します。息子のことでじゅうぶん頭痛の種だというのに、娘のおていは青物問屋の若旦那と恋仲だというじゃありませんか。江戸からはるか西の京大坂方面では薩摩と長州が朝廷を味方につけて徳川幕府を潰そうとして江戸の将軍様は西に向かってどうなることやら。

そのうち幕府側の劣勢となり、ほうほうの体で江戸に逃げ帰ってきた上様を警護するという名目で彰義隊が結成され、なんと良助が入隊することに・・・

「福助」に来て酒を飲み飯を食う人々にとって平穏な日常が奪われるのだけはご勘弁なのですが、時代の「うねり」は止まらず、とうとう千代田城に天皇がお住まいになることになって、江戸から「東京」へと、元号も「明治」に変わります。文中で「明治」を逆さまにして「治明」、どう読むかというと「(薩長なんかにゃ国の舵取りなんざ)おさまるめい」なんてことも庶民の間では言われてたとか。

江戸時代は二百年以上も戦が無かった世界史的にも珍しい時代でして、パックス・ロマーナになぞらえて「パックス・トクガワーナ」などと例える人もいますが、要は徳川将軍家を頂点としての軍事政権であり超封建社会で、まあそれが「平和」というのならそうなのでしょうが、少なくとも自由ではありませんでした。というか、江戸時代に御公儀が出した御触れで「悪政」じゃなかったものってあったのでしょうか。たいてい庶民にとっては生活が苦しくなるものばかり。それでも庶民たちは下を向かずに汗水たらして働いてきました。そんな「庶民の側から描いた幕末」というテーマのこの作品は読みごたえじゅうぶんでとても素晴らしかったです。

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大蛇伝説の池とただのダム湖

2022-05-04 | 自転車

世間では2年か3年ぶりで行動制限の無いゴールデンウィークということでみなさんおはしゃぎになられてますが、こちとら日曜祝日年末年始と関係のない職種で、4月の28,29,30,5月の1、3,4,5,6日と勤務日で、7日と8日は大学の授業(スクーリング)で都内へ。5月2日だけが完全オフという素敵なゴールデンのウィークを満喫しております。

夜勤明けで家に帰ってきて、燃えるゴミの日だったので急いでゴミ出ししてきて、朝食をいただいてちょっと仮眠。起きたらこれぞ「ザ・初夏」というくらいの天気。こりゃ出かけないともったいないということで。

水辺にでも行こうかしらと思い、隣の市のダム湖にでも行ってみようかとGoogleマップで調べてたら途中に池?があったので、見てみたらバス釣りの穴場で、大蛇伝説があるんだとか。長年住んでるのに初めて知りました。途中で寄ってみましょう。

釣り人が何人かいました。池沿いに遊歩道が整備されてます。大蛇はいそうといえばいそうな雰囲気。さて、ダム湖。

Googleマップで見ると「なだらかな傾斜」とあったので余裕ぶっこいていたらどこがなだらかじゃい。一番軽いギアでもカメさんのようにノロノロ状態。もうダメだと降りて押していきました。下り坂になったら今度はブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下ってくという「ゆず状態」。そんなこんなで到着。お散歩やジョギングしてる人がけっこういました。

車では何回か来たことがあるんですが、自転車でははじめて。こんなに起伏があったのか。Googleマップで見てみると

上り坂は降りてえっちらおっちら押しながら登ったので37分どころか1時間ぐらいかかりましたよ。そんなことより標高差こんなにあったの。まあヒルクライム大好きライダーさんたちはこの程度は余裕なんでしょうが。とりあえず分かったことは「坂は苦手」。これからは平坦な道を選びます。

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