ガソリン暫定税率復活で,昨夜はGSに長蛇の列ができたというニュース。しかし,ぼくの行動範囲では,そんな様子は見られなかった(いかに特殊な場所に住んでいるかという証左なのか・・・)。今日は東京への日帰り。帰りの電車で,東京で買った雑誌をいくつか読む。
ZAITEN6月号 ・・・「大学半減」という刺激的なタイトル。同誌が掲げる「危ない」私大のリストを見ていると,いくつか,ちょっとした「縁」がある在阪の大学が・・・「ホンマかいな?」といいたい気分。次いで「国立 半分が消滅する」という記事。なぜ「半分」なのかは不明。引用されている例の財務省の「シミュレーション」では,旧帝大他の10数校以外は交付金が減らされる可能性がある(あくまでシナリオ上)。 そうなったら,半減どころか・・・。
ZAITEN (財界展望) 2008年 06月号 [雑誌]
財界展望社
このアイテムの詳細を見るその横に 「電通・博報堂 「広告マン」饗宴の末路」という,これまた刺激的なタイトルが。記事を読んでみると,マス広告の時代は終わった,グーグルはすばらしい,といったお定まりのストーリーで新味はない。「狼が来る!」論は,それを叫び続ける者が最後に狼に食われることもなく,過去何度も繰り返されてきた。もちろん,それが永遠に続くことはないが・・・。
WiLL6月号 ・・・本村洋さんの独占手記50枚。これは,簡単に感想をいえる話題ではない。家族を非道に殺された者が抱く悲しみと怒り,それに対する応報という「正義」を求める気持ち,それは人間の心に組み込まれた感情として確実に存在する。昔,刑法の授業で初めて「教育刑」という思想を聞いたときに感じた違和感を,いまでも覚えている。
WiLL (マンスリーウィル) 2008年 06月号 [雑誌]
ワック
このアイテムの詳細を見る光市母子殺人事件の判決を契機に,テレビでもネットでも死刑制度の是非が議論された。死刑廃止論もまた,人を殺すことを忌避する何らかの感情に基づいていると思う。どちらの立場も感情に根ざしているだけに,問題を論理的に解きほぐすことが非常に難しい。いや,そう言いきれるかどうかも含めて,難しい。難しいから考えない,というのではないが,もっとも深く長く考える時間が必要だ。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー5月号 ・・・2008年のパワーコンセプト特集。2007年版を読んだのがつい先日のよう。毎年何十個も「パワーコンセプト」が出続けるとどうなるのか,何てことを心配しても始まらないか。
巻頭言をクリエイティブ・クラス論の主唱者リチャード・フロリダが書いている。所属は,いまはカーネギーメロン大学ではなくトロント大学だ。トロントはピッツバーグよりクリエイティブな都市なのだろうか・・・彼の理論どおりなら,そのはずだ。
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2008年 05月号 [雑誌] ダイヤモンド社 このアイテムの詳細を見る |