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Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

チャイナタウン神保町

2011-10-05 19:52:28 | Weblog
神保町がチャイナタウンだと聞くと意外に思えるが,「東京人」11月号を読むと,実は明治以来の歴史があることがわかる。神保町界隈には中国(清)からの留学生が多く出入りしていた。明大のすぐそばに漢陽楼という小さな中華料理屋があるが,留学中の周恩来元首相がよく訪れたという。

この特集では辻井喬氏が巻頭に寄稿している。辻井氏は「神保町を囲む古書店の集積は世界的な文化財としての価値があるのではないかと私は思っている」と書いている。残念ながらぼくには古書店巡りをするだけの教養がないので,せめて歴史ある神保町の中華料理店を回ることにしたい。

東京人 2011年 11月号 [雑誌]
都市出版

ここで紹介される中華料理店は漢陽楼以外に,新世界菜館,揚子江菜館,スヰートポーヅ,咸亨酒店など。これらはいずれも「昔から」何度も行ったことがある店ばかりだが,その歴史については初めて知った。源来軒,全家福新館など専修大学方面の店は未開拓で,今後の課題である。

なお,明治大学では創立130周年を記念して「神田・神保町中華街プロジェクト」を行っている(「東京人」の特集もそれとタイアップしたのかな・・・)。明大にとって神保町を筆頭とするこの「界隈」は大きな資産。神保町文化と現在の学生たちをどう結びつけるのか,面白い挑戦だと思う。

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